2014年2月3日月曜日

マウンテンパーカー ルックとアイテムの違い

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マウンテンパーカー ルックとアイテムの違い
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺



(・∀・)ノ゛
「アノラック」「ナイロンパーカー」浮上の基となったアイテムは何でしょう?
私の答えは「マウンテンパーカー」です。
2012年のアウトドアーミックススタイルを背景にしています。
が、アウトドアーはスタイルテーマとしての「ピーク」は過ぎておりますので、
デザインやルックの作り方に工夫が必要となります。

プロダクトライフサイクルにおける「ピーク」を本震とするならば、
「マウンテンパーカー」の余震を生み出す要素は何でしょう?
これは期中企画の参考情報または、次シーズンのご飯を準備する作業です。

街頭全体を大きく眺め、流れをたどり、そこにコレクショントレンドをプロットすると見えてくるもの。
それはアウトドアー臭を消して「スポーティ・モード」に振る、ということ。

スモークカラーをつけ、合繊素材に置き換えます。
もちろん他にもアプローチはクリエイターの数だけあると思います。





あとがき~

着用者層を眺めると、「マウンテンパーカー」はマジョリティ層にまで行き渡っていることに気が付きます。よって商品ライフサイクルでは「ピーク」から「衰退」ベクトルに入っていると評価できます。
ただし、店頭POSの売り上げ曲線と街頭のイノベーター曲線の間には”時差”があり、
私の評価とブランドMDの評価は必ずしも一致しない、ということを記載しておきます。

店頭と街頭に時差があることに意味・価値があるのであり、
情報をうまく取り込み処理する技術が独自の競争力を生みます。

トレンド発信や流行サイクルという意味では、「店頭が先、街頭が後」となります。
しかし私は、「イノベーター曲線>売上曲線>利益曲線」の順で情報が流れているという立場であります。

「流れ」ですから、速さ・質量に差があるということです。

もう少し言うと、
この技術は「過去の編集・作り変え」に利用するのではなく「未来の創造」に使うことにこそ、力を発揮するものであります。

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