2020年4月18日土曜日

2020春ファッション・メンズ版ナチュラルカラートレンド【拡大】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[メンズ]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:73人
標本数(n):13人
出現率:17.8%(うち生成り6.8%)









今春はレディス同様、メンズにもナチュラルカラートレンドが急拡大しています。

ここで言うナチュラルカラーとは、生成りとベージュであります。カーキは除外しています。
1.「天然繊維xナチュラルカラー」
2.「合成繊維xナチュラルカラー」
ナチュラルカラートレンドには素材軸で大きく2つの方向性があって、後者の方がトレンドの中心にあります。

またレディスのように前者が「80年代スタイル・アメカジ」であるとすると、後者はメンズがリードする「90年代スタイル・ヨーロピアン」。
両者を切り分けてしまうと多少理解がし易くなるかもしれません。

ところで「ナチュラル」テーマは、2021年春夏も継続しそうなので、引き続き変化を追ってゆこうと思います。




出典:リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
http://www.shibuden.biz

寄稿:【アパレルウェブ】
http://blog.apparel-web.com/


2020春ファッション・レディス版ナチュラルカラートレンド【拡大】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[レディス]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:172人
標本数(n):47人
出現率:27.3%








昨年は「ニュートラルカラー」がトレンドでした。
今春もそれは継続されつつ、新たに「生成り」が浮上しています。

ブラウンやベージュなど台地の色も含めると、「ナチュラル(天然・自然)」が大きな流れになっていると思います。
いっぽう2021年春夏のテキスタイルトレンドを参照してみると、「エコロジー」が大きく浮上しています。

サスティナビリティの機運と人々の感心の高まりが背景にあるとされているようです。
では全体の流れとして「エコロジー」、「ナチュラル(天然・自然)」であるとした場合、ファッションテーマ、スタイリング、キーアイテムは何になるでしょう?


今回観測した中から、参考となるキーワードを羅列してみます。
・生成りのローゲージニット
・ルーズカーディガン
・リネンワンピース
・ナチュラルカラーのフレアースカート
・かぎ針編み、レーシー素材
・ペインターパンツ
・オーバーオール
・マウンテンパーカー
・ワークシャツ
・ワークジャケット
・ダンガリーシャツ
・ドリル生地のビッグGジャン
・チュニック
・ロングシャツ
・ベスト
・スモックブラウス





出典:リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
http://www.shibuden.biz

寄稿:【アパレルウェブ】
http://blog.apparel-web.com/

2020春ファッション・トレンチコート【拡大】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[レディス]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:172人
標本数(n):37人
出現率:21.5%









今回観測した春のアウター第1位はトレンチコートで、出現率は21.5%もありました。
(OLの仕事着とは異なる、カジュアル用途である点がポイントです)

ビッグシルエット、ロング丈、軽量仕立て、合繊生地使い、は昨年から継続。
特徴的だったのは「ニュートラルカラー」にトレンドが集約されていたことです。
とりわけオフベージュは全てのアイテムにおいて人気のようです。

今後はダスティパステル(ピンク、サックス、グリーン)の動向に注目します。
いっぽうレディスの分かり易さとは対処的に、
メンズのトレンチコート率はわずか4.1%。

トレンチコートより、ステンカラーコートの方が多くみられるという状況でした。
見方を変えるとメンズはチャンスで、今後レディスに牽引される形で拡大する可能性は大いにあると思います。




出典:リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
http://www.shibuden.biz

寄稿:【アパレルウェブ】
http://blog.apparel-web.com/

2020春ファッション・テーラードジャケット【拡大】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[レディス]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:172人
標本数(n):15人
出現率:8.7%









レディスカジュアルシーンでテーラードジャケットのコーデが拡大しています。
スーツ同様に、メンズライクな90年代シルエットである点が特徴で、
ビッグシルエット、ダブル前立て、低いゴージーライン、肩パッド入りなどのディティール。
生地はスーツ地調の無地、薄地のチェック、合繊スムースなど。

チェックの柄に関して、
今回はブラウン系で冬の延長上の色柄が多く見られましたが、
今後はカジュアル&プレッピーな明るめの色柄の登場を予想しています。
(80年代調のトラッドカジュアル拡大が背景にあります)


いっぽうメンズは現在の出現率が6.8%。
今後はレディスに牽引される形で、
ダブル前立ての90年代シルエットなどデザイン方向性の指標となりそうです。





出典:リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
http://www.shibuden.biz

寄稿:【アパレルウェブ】
http://blog.apparel-web.com/


2020春ファッション・スーツ・セットアップ【登場】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[レディス]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:172人
標本数(n):5人
出現率:2.9%









マニッシュなスーツやセットアップスタイルがレディスカジュアルシーンに登場しました。
2年間の流れで見ると”街着のスーツ(ファッション)”はメンズが牽引車となりレディスに浸透しはじめた・・という構図に見えます。

メンズライクな90年代シルエットである点がミソで、
ビッグシルエット、低いゴージーライン、太いラペル幅、ダブル前立てなどのディティール。
生地はオーセンティックでメンズライクなチェックと、ソフトタッチな合繊の両極に分けられます。


出現率は、現在メンズ9.6%に対してレディス2.9%。
今後レディスはまだまだ伸び代がありそうです。
というのも現在ジャケット&パンツが主流ですが、
一部で確認したように 今後ジャケット&スカートのセットアップに期待できるためです。
ボトムトレンド全体で見ると、スカート比率が高く、春はミニスカートが浮上していますから、ジャケット&スカートのセットアップは”流れに乗っている”と評価できると思います。


追記:
メンズはスニーカー合わせである点が変化ポイントです。(これは予想外でした)






出典:リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
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2020春ファッション・かぎ針ニット【登場】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


[レディス]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:172人
標本数(n):9人
出現率:5.2%






70年代ファッションが拡大しています。
ファッショントレンドを周期にするとぐるり24年間の円になります。円の1周を1周期として、現在ちょうど半周を過ぎたあたりに居りまして、まさに次の新しい時代を迎える端境期である・・・というのが当方の認識です。

また端境期≒激動期で、今までの価値観が大きく揺さぶられるタイミングでありました。
ところが つい先月(3月1日)あたりまでは、SDGsの方向でまとまりそうに見えていたトレンドが一変しました。この点については後日、「将来に備えて=コロナ後の潮流を読む=」でアパレルデザインの立場から、私見を書いてみたいと思います。


さて本題に戻ります。
70年代ファッションの代表テーマと言えばボヘミアン。
重ね着、マキシ丈、かぎ針ニット、フレアーシルエットなどがキーワード。
今回のテーマは「かぎ針ニット」で、
かぎ針ニットのロングワンピースやマキシスカート、パンタロンを確認しました。
出現率は5.2%。一般的にトレンドと認識できるレベルにあると思います。


夏に向け、エスニックミックススタイルへと進化してゆくんだろうと思っています。




出典:
リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
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寄稿:【アパレルウェブ】
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2020春ファッション・パステルのスエットパーカー【登場】

*このレポートは新型コロナウィルスで定点観測を自粛する前に撮影した分です


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2020春ファッション・パステルのスエットパーカー【登場】
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[メンズ]2020春 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年03月19日(第12週)
気温:20度 晴れ
母数:73人
標本数(n):9人
出現率:12.3%






パステルカラーのスエットパーカーを合せるコーディネートに注目します。
とくに「ニュートラルカラーのコートxパステルカラーのパーカー」の組み合わせが新鮮です。
個人的には今後、ダブルのテーラードジャケットxパステルカラーのパーカーの着こなしが良いと思っています。

今回 パーカー着用者9名(出現率12.3%)のうち、4名がパステルカラーでした。
色味は淡いサックス、グリーン、ピンク。
レディスではオフベージュなどのニュートラルカラーがビッグトレンドであります。

例えばニュートラルカラーxパステルカラー等、
淡い色でカラーコーディネートすると、新鮮な提案に見えると思います。
トーンオントーンで濃度差を付けたり、少し色調をづらしたフォーカマイユ、
また反対色を淡いトーンで揃える80年代っぽい見せ方もありだと思います。

例:淡いピンクのスエットパーカーxアイスブルーのデニムパンツ





出典:
リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)
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寄稿:【アパレルウェブ】
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