2016年7月8日金曜日

【ブログ移転のお知らせ】


【ブログ移転のお知らせ】

2016年7月より自社サイトにて掲載を続けて参ります。
当ブログを「お気に入り」に登録されていらっしゃる方は、
下記URLを新たに登録して頂けましたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

新ブログ
「RESEARCH & DESIGN TOKYO」
http://www.shibuden.biz/#!blank-2/ob9r1



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2016年6月17日金曜日

ボリューム・モード【登場】

[メンズ・レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年06月11日(土)
気温:29度 晴れ 13:30~14:45
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:108人
標本数(n):4人







































































ビッグシルエット、ボリュームシルエットどうしのアイテムを組み合わせたルックに関して、
昨年まではどちらかというと消極的な見方をしておりました。
理由は 背の低い者には不向きなシルエットではないかという思い(込み)からです。
が、今春から随分と見慣れた感じがします。

見慣れてきた理由は2つあって、
1.「数量変化」・・出現率の増加が実感できる。
2.「質の変化」・・オピニオンリーダーが着用している。
となります。

その様な状況下、「ボリューム・モード」というジャンルを立て動向を眺めてゆきます。
定義はまだ有りませんが、
ベーシックウエアをモード的(前衛的)解釈でリ・デザインしたルック としておきます。

従いまして素材、ディティール、シルエットに前衛的エッセンスが入って来るイメージになります。

前衛的エッセンスは、コレクショントレンドから採用され、中でも新規性・独自性の高い要素を取り込むことになります。

カラー展開は「モノトーン」「オールブラック」「ブラック&ホワイト」「カマイユ配色」などが分かり易い。

2016年6月16日木曜日

モードなシャツルック【登場】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年06月11日(土)
気温:29度 晴れ 13:30~14:45
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:51人
標本数(n):3人









































































シャツ復活の気配を感じましたのでメモしておきます。
春夏のシャツ比率が変化する可能性を意識しながら、今後も推移を眺めてゆこうと思います。

ちなみに今シーズンはTシャツが主流で、布帛プルオーバーとニットTシャツが拡大しております。
ビッグTシャツのボクシーなシルエット(形状)をベースにモード(前衛的要素)を取り入れ、
新しいシャツをデザインするというアプローチが良いかもしれません。

今回とりあげるシャツルックの共通項は黒パンツ(黒スラックス)がコーディネートアイテムで
ある点です。

シャツ素材の選択肢は2方向あり、「合繊の柔らかさ」と「高密度の張り腰」です。

2016年5月31日火曜日

モードミックス【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年05月21日(土)
気温:25度 晴れ 13:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:130人
標本数(n):4人





































































男女ともに、モード系スタイルの芽があります。
白黒コーディネート、ブラックルックなど、色の見え方xシルエット変化で
ベーシックを少しモードな感覚で新しく見せるトレンド(全体の15.4%)がありますが、
今回のテーマはそれらを対象としていません。

現在「モードミックス」出現率は3.1%。
初期のオピニオンリーダー層に位置しています。

ファッションタイプがら見てゆくと、
1.「マニッシュモード」2.「フェミニンモード」の対比構造と、3.「ストリートミックス」
1.2.はエレガンステイストが軸となり、3.はカジュアルPOPさが判別の軸となります。

2016年5月28日土曜日

ベリーショートトップス【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年05月21日(土)
気温:25度 晴れ 13:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:130人
標本数(n):5人















































































着丈の極端に短いトップスに注目します。
「ベリーショートトップス」登場の要因は多数あると思いますが、
例えばシルエット面から推測してみると、

1.トップスの裾をボトムに入れる着こなし方が主流となり、
2.シルエットコーディネートは「ハイウエストボトム&ショートトップス」が刷り込まれ、
3.ショートトップスの新しい見え方として、ボトムにインしない「ベリーショートトップス」が出現した。
という流れになります。

補強する要因としては、
フィットネスやヨガなど「スポーツウエア」から来るものや、
「70s、ボヘミアン」などシーズンテーマから来る要因など、幾つかのベクトルがあります。

2013年に「へそ出しルック」が少し話題になりましたが、
周期的な視線で「ノームコア」の普及具合と「セクシー」「デザイン化」との関係性
についても整理し、慎重に動向を見ておく必要がありそうです。

2016年5月27日金曜日

ベアショルダー【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年05月21日(土)
気温:25度 晴れ 13:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:130人
標本数(n):10人


















































































夏を前にして、今回幾つかの新しい潮流を確認しました。
その中でも今回は「ベアショルダー」の登場に注目してみます。
出現の背景を
1.「70sエッセンス」、2.「エスニック」というシーズンテーマであると仮定します。

1.はベアショルダーのプルオーバーを紐づけ、
2.はベアショルダーのスモックで紐付けてみるとルックが少しイメージし易くなると思います。

「ベアショルダー」アイテムは急上昇中のエレガンスタイプのほか、
フェミニンタイプ、カジュアルボーイ&ガールなどで確認しました。

色は”白”が圧倒的多数。

ディティールはラッフル、スモック刺繍、ギャザー、レース切り替え。

コーディネートボトムはスカートではなくパンツで、ガウチョやワイド、ビッグ系が多数。

シルエットはショート(Top)&クロップド(Pants)の丈バランスとなります。

この日の「ベアショルダー」出現率は7.7%でした。

2016年4月30日土曜日

デニムコート【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年04月23日(土)
気温:22度 晴れ 13:30~14:40
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:103人
標本数(n):5人
































































今シーズンはデニムが素材トレンドでありますが、アウター展開、とりわけ
スプリングコートへのデニム適用に注目できます。
デニムコートは3月から継続ウオッチの対象としており、今回
まだ増加の幅は小さいですが、拡大傾向にあると判断しました。

この日のデニムコートの出現率は4.9%。

4月後半、気温20度を超える日が続く様になった頃より、
Gジャンが圧倒的強さを見せています。
またワンピース、オールインワン、サロペット等
デニム使いはあらゆるアイテムに展開されつつあり、
デニムコートはその勢いに引っ張られているようにも見えました。

2016年4月29日金曜日

ブラウス素材風カーディガン【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年04月23日(土)
気温:22度 晴れ 13:30~14:40
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:103人
標本数(n):3人



























































昨年2015春はニットのロングカーディガンがトレンドアイテムでした。
14Gの天竺地や16Gの総針など繊細で高級感あるタイプのものが30代中心に支持されている様に感じます。

さて今回は20代も含めた新傾向。
今年はポリエステルや化合繊のブラウス地を使ったカーディガン(またはカーディガン風)が目新しく映ります。

この日の「ブラウス素材風カーディガン」出現率は2.9%で、
イノベーティブアイテム(革新的アイテム)に位置づけられる状態ではありますが、
昨年の実績と、今シーズン幾つかのトレンド要素に沿ったデザインであることから、
要注目アイテムとして今後の推移を眺めてゆこうと思います。

素材が透ける様に薄くて軽い点がポイントで、
夏の羽織り用途が考えられ、70年代(ボヘミアン)テーマにも合致しています。

2016年4月14日木曜日

春のカラートレンド”赤”【登場】

[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:女133人・男138人
標本数(n):赤女11人・赤男13人











































春のカラートレンド第2弾は「レッド」です。
スタイリングにおいてカラーアクセントとしての役割を果たしているようです。
そしてこれは男女共通のもので、女8.3%の出現率、男9.4%の出現率でした。




2016年4月7日木曜日

スポーツウエアミックス【登場】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:138人
標本数(n):5人
























































スポーツウエアを取り入れたルックに注目します。
男女共通トレンドでありますが、着用者がファッション層とは異なる人達であったり、
高校生だったり、外国人観光客風だったりと、引っかかる点が幾つかあります。

スポーツミックスの対象アイテムは、
トラックジャージー、切替のウインドブレーカー、スポーツブランドのロゴ入りスエットで、
スニーカーやバッグ等グッズは除外しています。

上記の条件で、この日の「スポーツウエアミックス」出現率は3.6%でした。
数値だけ見るとアーリーアダプタ(初期採用者)の範囲であります。
バスケットボールショーツやメッシュのタンクトップなど、数年前に近似トレンドがあった様に思います。

2016年4月6日水曜日

ビッグサイズのカットソー【拡大】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:138人
標本数(n):8人
























































トレンドがベーシックからデザイン化へと、勢いは加速している様です。
我々はこの現象を、オーセンティック(原型・本物)からの ”離散トレンド” と表現しています。

さて今回取り上げるのは「ビッグパーカー」と「ビッグロングT」。
両アイテムとも無地または定番的デザインが主流で、シルエットの劇的変化によって
旬のファッションが成立しています。(シルエットによる離散)

コーディネートシルエットは、ビッグトップスに対してフィットボトムの組み合わせが最も多く
ビッグトップスxビッグボトムは一部のファッションリーダー層に留まります。

SNSでビッグサイズの関連ワードを検索してみましたが、現時点では話題の絶対数はとても少ないことと、韓国ファッション系での投稿が目についたことを取り上げておきます。

この日確認したビッグサイズのカットソーは138人中8人で、出現率5.8%でした。(レディスは8.3%)
現時点ではファッションアイテムの領域にありますが、今後上昇し、夏のビッグTシャツで
一気にピークにまで達するのではないかと思っています。


 

2016年4月5日火曜日

デニムコート【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:133人
標本数(n):7人











































































今春はデニムトレンドであります。
コートにもデニム素材使いが現れ、その数は少しづつ増加しています。
この日確認したデニムコートは7人で、出現率5.3%であります。

最近の傾向として、「メンズの離散トレンドがレディスに飛び火する」という現象があり、
デニムコートに関しても同じことが言えるかもしれません。
(当レポートを、アイテムで切り取り男女で比較している理由)

たとえば集計対象に「デニムアウター」を加えると
 メンズの出現率は0%から2.2%に上昇し、
レディスの出現率は5.3%から7.6%に上昇します。
 昨年秋から遡って現在の比率を眺めると メンズ離散トレンド であることがわかります。

 単品(Parts)、組み合わせ(Combination)、総合(Gross)。
 需要予測における変数入力 に差があらわれる部分で、ここは重要な差別化要因であると考えています。

これら分析結果のアウトプットは、
1.販売最適化:「レビューの上位表示ワードの特定」、「キャンペーンへの適用」、
2.商品開発:「MDへの適用」「デザインへの適用」
などです。


2016年4月4日月曜日

スカジャン【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:133人
標本数(n):7人


 




















レディスの「スカジャン」が拡大フェーズにあります。
この日の出現率は5.3%。先週比2.2ポイントの上昇です。

面白いのは、出現率を推移で眺めると、
メンズは減少傾向にあり、レディスは拡大傾向にあるという事。
これはMA-1にも同じ現象が現れております。相対で見ると以下のイメージ。

1-メンズは、出現率5%前後の小規模トレンドが、長期間持続し、10%代をピークに離散する。
2-レディスは、前半はメンズと同じですが、持続期間が短期で、出現率20%代をピークに離散・消滅する。であります。

 「離散する」の意味は、”デザイン化”を指しています。
MA-1で例えると、離散化(デザイン化)によって、オーセンティック(本物・原型)の領域から散りぢりに変化してゆくさまであります。

この現象はメンズの方が激しく、ここがメンズトレンドは変化の幅が小さく(細かく)が分かりにくいと言われる所以かもしれません。

レディス領域への利用:
マニッシュテイスト、ボーイッシュテイストを強く持つブランドは特に「メンズの離散トレンド」を
活用することで、ソーシャル起点の先行提案が戦略的に行えるかもしれません。





2016年3月29日火曜日

スタジャン【拡大】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月18日(金)
気温:18度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:114人
標本数(n):10人












































































ブルゾン人気が続く中で脱MA-1の流れがあり、一方スクールトレンドの広がりがあります。
2つを重ね合わせると「スタジャン」拡大現象の未来が少し見えて来る様な気がします。

今回確認したスタジャンは114人中14人。出現率8.8%でした。

いっぽうレディスの出現率は2.0%で、
スタジャンに関してはメンズ先行型と言えるのかもしれません。

しかしSNSでキーワード数、投稿画像をチェックしてみると、レディスが多数存在しています。
これは性別で話題の優先順位が異なることが主な原因であると考えます。(ツールと利用者属性・比率含)また画像をざっと眺めてみるとスカジャンも混じっており、
オンライン・リアル・顧客 それぞれのデータには特性や勘違いが存在していることを押さえておくべきだと思います。

デザイン面の特徴は、
1.「総ツイル系」、2.「袖レザーx身頃メルトン」の2タイプがあります。
前者がMA-1からの進化版、後者はオーソドックスな存在として見ることが出来そうです。

素材面の特徴は、
2016春はナイロンタフタやポリエステルツイル等、合繊タイプのスタジャンが新しい。
2016秋はデニム、レザーや合成皮革素材使いが加わることを予測します。

ファッションタイプで見ると、
スクールインスピレーション(フットボール、ベースボール)である点をメモしておきます。


2016年3月28日月曜日

Gジャン【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月18日(金)
気温:18度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:98人
標本数(n):23人











































































3月後半、Gジャンが急上昇しており遂にMA-1の出現率を1ポイント超えました。
この日のGジャン出現率は23.5%でした。先週は9.8%でしたので13.7%の伸び率になります。

◆この数字がどれ位のインパクトを持っているのか?
1-出現率23.5%は、「MA-1」の数値と近似であり大きな市場性を連想させます。
2-伸び率13.7%は、ロジャースの普及理論から見ると「急上昇」していると言えそうです。

◆このデータの活用方法は?
1-推移を追うことで、分析用データとしての蓄積・パターン化など予測ツールとして利用できます。
2-相対で比較することで、外部のソーシャルデータと自社の顧客データ差を理解し、施策立案に役立てる。

最近ではSNS上のキーワード出現率(話題の状態)を照合することで、新しい知見が得られる様です。

2016年3月25日金曜日

スポーツジャージー【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月18日(金)
気温:18度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:98人
標本数(n):4人

























































スポーツミックストレンドが継続しています。
本気系アスレチック(運動競技用)から、もう少しカジュアルな
スクール系のスポーティルックへと拡大している様で、
スポーツジャージーの出現は注目するに値する現象としてチェックしておきます。

この日確認したスポーツジャージーは98人中4人。
出現率は4.1%でした。

ファッションリーダー層の着用ではなかった様に感じた点が少し気になります。
今後、どういう人が着用しているか? を判別する必要もあると思います。

複数のSNSでスポーツジャージーを検索してみると、
ファッションアイテムとしての認識度はまだ少ないようでした。
リアル上:オンランン上の違いの検証材料として継続観測してゆこうと思います。

デザイン面の特徴は、
キルティングニット素材使いが新しく、秋に再登場することと思います。
またデザインの中にもスポーツミックスが見られます(右写真参照)


2016年3月23日水曜日

レザーブルゾン【拡大】


[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月18日(金)
気温:18度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:98人
標本数(n):11人
























































3月中盤、レザーブルゾンが【拡大】しています。
これは男女共通の現象で、秋に再登場する可能性を感じます。
またメンズのハードな要素とレディスの柔らかな要素を組み合わせた
いわゆる甘辛コーディネートの拡大可能性も示唆している様に思います。
コレクショントレンドと比較検討すると良いでしょう。

この日のレザーブルゾン着用者数は11人で、出現率は11.2%でした。

形はライダ-ズジャケットと、そこからの進化系。
前者はシングルライダーズの登場が新傾向で、後者は1980年代後半~1990年代前半位の
デフォルメされたデザインディティールがイメージ。

2016秋は、部分的にキルティング加工(パデッドパーツ)が施されたデザインに注目します。



2016年3月22日火曜日

デニムコート【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月18日(金)
気温:18度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:98枚
標本数(n):4人





















































 2016年3月中盤・春のコートトレンド。アウター全体を比率で見ると、
最頻値はGジャン25%。ブルゾン系23%に次いでコート21%という順番でした。

以上を現状理解としてデニムコートを眺めてみますと・・・
素材トレンド「デニム」が主で、「コート」は従の関係にあって、
両者を掛け合わせることで市場性を獲得。

次に「軽さ」「ガウン風」ディティールを加えて視覚化すると、
旬のデニムコートを”デザインする”こととなります。

デザインの系統は、チェスター系、トレンチ系、ロングシャツ系の3つ。
2016秋は「デニム素材のピーコート」が良さそうです。



2016年3月18日金曜日

アノラック【登場】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)-b
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:100人
標本数(n):3人




















































ネクストミリタリーとして注目できるテーマの一つが「アウトドアー」です。
2015年秋冬フィールドジャケット、マウンテンパーカー等の広がりが見られる中、
2016年春に”アノラック”がヤングアダルト(25~29才)中心に【登場】しています。

今回確認したのは100人中3人で、出現率3%です。

まだイノベーターズアイテムの状態でありますが、感覚的に、
今後一気に広がる可能性は十分に有ると思っておりまして、よって継続ウオッチの対象としています。

デザイン・テイスト面の特徴は下記の2方向あります。
1.「スポーティ・ミニマル・シンプル」・・・フレンチ感覚。
2.「ワーク・ビンテージ・ウオッシュ感」・・・アメカジ感覚。

1.が新しく、2.は今シーズンの主要トレンドテーマのひとつ。

実際はスポーティなエッセンスは両者でクロスオーバーされ、、
モードなエッセンスは前者のほうがやや強く現れるイメージです。

2016年3月17日木曜日

デニムアウターの多様化【登場】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)-b
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:100人
標本数(n):6人
























































春のメンズトレンドとして、デニム素材のアウターやトップスを確認しました。
素材トレンド「デニム」にファッションのデザイン化傾向が相まった形で広がっているように思います。

デニムアウター/デニムトップスの種類は、
Gジャンの様な特定アイテムに集約される類のトレンドでは無く、
多種多様なザイテム・デザインにデニム素材が落とし込まれるイメージです。

今回確認した「デニムアウターの多様化」は以下アイテム。
コート、カバーオール、フィールドコート、コーチジャケット、
アノラック、カーディガン風ジャケット、プルオーバー。

対象者は100人中6人。6%の出現率でした。


2016年3月16日水曜日

オーバーサイズGジャン【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)-b
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:62人
標本数(n):13人

















































3月に入ってGジャンが拡大しています。
MA-1に次ぐ出現率の高いアイテムで、男女共通トレンドであります。
また、
1.オーバーサイズで着る、
2.ビッグシルエット化している。
という点でも男女間の類似性を感じます。

今回撮影したGジャンルックは62人中13名。
出現率21%であります。
そのうち「オーバーサイズGジャン」の着用者数は62人中4人。
出現率6.5%でした。

レディスの場合、”トレンド押し”で行く場合が多いと思いますが、
シルエットxディティール(デザイン)の落としどころを、
どの様に設計するか?がポイントでしょう。

 昨今のトレンドは”ソーシャル分析から解を導き出そうと試みる”ことで、
「オンラインソーシャル」「オフラインソーシャル」という外部情報2領域から実施します。

この行為は(デザイン)感性を分析で補強しようとするもので、
マストレンドのデザイン化時代に対応するひとつの手段だと思っています。


2016年3月15日火曜日

NIKEのブルゾン【登場】

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NIKEのブルゾン【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)-b
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:100人
標本数(n):3人


























































ブルゾントレンドが新たな展開を見せ始めています。
いまだMA-1一辺倒の構図ではありますが、一部でデザイン化が進んでいるようです。
ワーク、アウトドアー、スポーツなど幾つかの切り口がありますが、
今回はスポーツの領域。抽出ブランドはナイキ。
しかしこれは春のトレンドでは無く2015年秋から確認している現象で、
2016年3月に少し拡大している...という印象です。

今後はどの様な展開になるのか?を占うとすると、
いっぽうで浮上しているリアルスポーツウエアからのデザインインスピレーションに注目できます。
切り替えやテープ使い、ロゴ使いのアウターがイノベーター層に見られます。
オーバーサイズ、ビッグシルエット、少しモードテイストである点が特徴になります。
(当レポートに写真は掲載されていません)

2016年3月14日月曜日

コンバースのスニーカー【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)-b
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:62人
標本数(n):11人




















































”スポーツミックス”にも幾つかの種類がある様です。
1.本気系スポーツ(プロ・ギア系スポーツレーベル)
2.カジュアル系スポーツ(ライセンス展開・商売系スポーツレーベル)

上記2つで区分するとすると、
コンバースは"2.カジュアル系スポーツ"だと思います。
今回集計したスニーカーブランドはコンバースが最多でした。

スニーカーの着用者は62人中、23人。そのうち11人がコンバース。
出現率に換算すると18%。特定ブランドがこの数字をたたき出しているという事実に驚愕します。

ちなみに、「スニカー」カテゴリのみに絞ってみると、47.8%の出現率であります。
市場シェアの評価値(クープマン目標値)によると「安定的トップシェア:41.7%」の地位であります。

もちろんこの現象は今回だけのものなのか?改めて検証が必要ですが、
まずは今回捉えた現象としてメモしておきます。



2016年3月11日金曜日

オーバーサイズMA-1【拡大】2016/03/11

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オーバーサイズMA-1【拡大】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:214枚(男122女92)
標本数(n):14人(男5・女9)




















































男女ともにブルゾンシルエットのビッグ化が顕著になってきました。
レディス先行、MA-1型に見られます。
カラーは昨年不発に終わった ”白”が登場しています。

この日撮影した「オーバーサイズMA-1」は214名中14名で、
女:9.8%、男:4.1%の出現率でした。

コーディネートボトムは
1.スリム系、
2.ワイド・ビッグ系
の2タイプに分かれ、レディスのみ 3.ミニ・ショート が加わるイメージです。

以上は秋に繋がる
シルエットコーディネートであると予測しますので、
オンラインソーシャル分析と並べて比較(時系列分析)してゆくと厚みが増すと思います。



2016年3月10日木曜日

ビッグシルエット・パンツ【拡大】

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ビッグシルエット・パンツ【拡大】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:122枚
標本数(n):15人



























































メンズのパンツシルエットにも変化が訪れています。
ビッグシルエットのパンツが急拡大しており、これは
昨年には見られなかった現象であります。

レディスのビッグ&ワイドシルエット化に牽引されるカタチで
コーディネートトレンドにも幾つかの共通項を見ることができます。

さて、
ビッグシルエットパンツはスラックスタイプのイメージが強いと思いますが、
春に向けて綿のカジュアルタイプも見られる様になっています。

シルエットコーディネート(トップス)を3つに分けると以下の通り。
1.ビッグ&ショート(トップス)xビッグパンツ、
2.ビッグ&ロング(トップス)xビッグパンツ、
3.ナロー&ロング(トップス)xビッグパンツ、

1.2.が現在の主流。
3.は未来の候補(2016FWコレクショントレンド)であります。

この日撮影した122名中、15名が「ビッグシルエット」のパンツでした。
出現率は12.3%で、メジャー化するかどうかの一歩手前に位置しています。
4月も継続ウオッチしてゆきます。




















追伸
【調査の目的3ステップ】
1.「実態を知るための調査」→2.「説明するための調査」→3.「予測をするための調査」
継続ウオッチする目的は、3.「予測をするための調査」であります。

2016年3月9日水曜日

クラッシュデニム・クラッシュパンツ【拡大】2016/03/09

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クラッシュデニム・クラッシュパンツ【拡大】
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[レディス。メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:214枚(男122女92)
標本数(n):11人(男5女6)



















































2015春にデニムパンツを中心に登場したクラッシュ加工は、2016春に拡大フェーズに入った様です。男女共通トレンドであること、クラッシュ加工の対象がデニム以外にも広がっている点を押さえておきます。

2016春夏コレクショントレンドにおいてもグランジインスピレーションが引き続き登場しており、
ソーシャルコミュニケーション領域に与える影響が強まっているのかもしれません。

余談ですが、オンライン上ではソーシャルリスニングという方法で言及状況を調べるのですが、
同じことをオフライン上で行ってきたのがストリートの定点観測であるというのが私の立場です。


今回確認した「クラッシュデニム・クラッシュパンツ」は214人中、11人。
出現率は5.1%(男4.0% 女6.5%)。昨年と比較すると女子の拡大度合いが強いのが特徴です。


写真は上段がストリート(オフライン)で、下段がSNS(オンライン)で、両者を比較してみました。
























Memo:
【ソーシャルリスニングのデザイン活用】
1.ブランド言及状況の把握 (実数・比較・変曲点)
2.インフルエンサーの特定 (発見・活性化)
3.消費者インサイトの抽出 (商品開発のヒント)

2016年3月8日火曜日

ださデニムパンツ【登場】

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ださデニムパンツ【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:92人
標本数(n):5人










































2016春、デニム素材があらゆるアイテムで展開されています。
他方、パンツシルエットに新しい変化点が生まれています。
「ださデニムパンツ」がそれであります。

何がださいのか?そもそもださいとは何か?への回答は検索結果に譲るとして、
世で流行っているワイドパンツとは種類の異なるシルエットがポイントで、それゆえの「ださデニム」となります。

注目すべきシルエットは、
1.「フレアー気味のワイド」、
2.「太めのストレート」
に分かれます。
このシルエットの出所は70s、ボヘミアンテーマであると思います。

この日撮影したレディス写真92人中、6人が「ださデニムパンツ」を着用していました。
5.4%の出現率で、一部のファッションリーダー層(アーリーアダプタ層)が着用しているアイテムと言えそうです。

2016年3月7日月曜日

ボーイッシュルック【拡大】

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ボーイッシュルック【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月05日(土)
気温:13度 晴れ 14:00~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:92人
標本数(n):8人











































レディス先行トレンドがメンズに影響を与え、また反対にメンズ先行トレンドがレディスに影響を与えるという、
トレンドのクロスジェンダー化が継続しています。
このような状況の中、今回はレディスの「ボーイッシュルック」に注目してみます。
象徴的ルックを取り上げてみると、以下の通り。
1.MA-1系ブルゾンルック・・・ビッグシルエットブルゾン+テーパードパンツクロップド仕上げ+スニーカー。
2.Gジャン系ルック・・・肩羽織りGジャン+ジョガーパンツ+スニーカー(スポーツミックス)。
3.ライダーズジャケット系ルック・・・レザー+ヒョウ柄+シアー素材(レース含む)。

全体を通してベースボールキャップが共通アイテムですが、ベレー帽で差別化ポイントとしている人物もおります。
またパンツ裾をロールアップしたり、見せる為のソックスを使用したり、足首にアクセントを置く着こなし方も共通点として挙げることができそうです。

この日確認した「ボーイッシュルック」は、92人中、8人。9%の出現率でした。


いっぽうメンズ市場では一部のファッション層(アーリーアダプタ層)に
レディス発信型「ボーイッシュルック」を見ることができます。
上記のタイプで言うと、「2.Gジャン系ルック」になります。
こにもトレンドのクロスジェンダー化を見る事ができました。