2015年8月31日月曜日

ワークルック【登場】

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ワークルック【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心




(・∀・)ノ゛
全体を大きく俯瞰すると「アメカジ」トレンドが大きく鎮座していて、
その上に「カジュアル、ダスティ、きたなめ」と「エレガント、クリーン、きれいめ」の第2レイヤーがあり、さらにその上の第3レイヤーにスタイルとテーマの混在したものが縦横無尽にうごめいているイメージ。
(レイヤー=ガラス板の様な透ける層 とイメージしてください)

「ワークルック」は第3レイヤーに居て、ダスティとクリーンの間をうごめいています。。。


さて、
今回のチェックポイントは、「骨太ワークスタイル」で70年代後半-80年代のロックミュージシャンの着こなしからのインスピレーション。
デニムパンツに白のTシャツ、ネルシャツを腰に巻くルックです。

これを今回の仕分け原点とし、それ以外のワークインスピレーションは一旦端に置きます。
(Normcore(ノームコア)』を原流としないのがポイントです)

骨太ワークスタイルとは、個人的&極端に言ってしまうと
70-80年代の北アメリカで林業などに従事する男達のイメージを表現したロックバンドのMTVを見た時の感想です。

象徴アイテムは、
ヘビーウエイト素材のワイドシルエットパンツ。ヘビーウエイトのネルシャツ、泥に染まった様なカーキやアースカラー。
何度も洗濯したため色落ちしてしまった様な外観。毛玉加工。革ジャン、オーバーオール、ワークブーツ、サングラス、タバコ、バーボン、ピックアップトラック。。。

全体を大きく俯瞰して、流れを捉えることを目的としていますからこの時点では詳細は問題としません。イメージを掴むに留めます。

Gジャン【再登場】

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Gジャン【再登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心



(・∀・)ノ゛
デニム素材がトレンド回帰して数シーズンが経過しました。
そして2016年春夏もデニムアイテムが注目されています。
この日は8月にも関わらず気温24度の肌寒い曇り日で、秋を占う羽織り姿が多数見られました。

ブルゾンが多勢の中、Gジャンルックも新鮮に映ります。
比率にすると、ブルゾン・ショートジャケット系23点のうちGジャンが5点で、20%でした。

このアイテム自体に鮮度はあるのか?を自問すると疑問がありますが、
MA-1同様、羽織り方とコーディネートアイテムの組み換えで新しさを出すという
保守的なルックに安心と期待が交差し、後者が勝ったのかなと自己を振り返りました。

今後の方向性として予測するのは、
「クラッシュ系」、「クリーン系」の2極化進行。
前者はグランジやボヘミアン、ワーク、ビンテージのテーマに寄り添い、
後者はクリーンモード、Newプレッピーで展開されてゆくイメージ。




過去の「Gジャン」レポート-----------------------
●2015/03/31 原宿流ノームコアなデニムルック
http://www.apalog.com/street_research/archive/2220
●2015/02/26 デニムジャケット(Gジャン)【再浮上】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2212
●2015/02/10 ボア切り替えGジャン【登場】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2205
●2015/01/23 デニムジャケット【再登場】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2196
●2014/09/03「デニムルック浮上! 秋立ち上がり」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2146
●2014/09/25「デニムルック確認」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2157

2015年8月29日土曜日

ロングシャツ【再浮上】

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ロングシャツ【再浮上】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
この日は台風接近による急激な気温低下で長袖が必要な位の肌寒さとなりました。
店頭では秋の商戦が始まっている中、街中ではどのような着こなしが見られるのだろう?という視線で見ると、この「ロングシャツ【再浮上】」レポートに対する見方も少し変わってくるのではないでしょうか。

さて
総撮影枚数230枚のうち、ロングシャツの数は4枚。出現率1.7%です。
この手のトレンドアイテムにおける期中の数字は出現率3~5%程度ですから、
現時点における1.7%という数字は中々良いかもしれない・・・と思います。

ロングシャツのデザイン面で
先シーズンと違う点は、
「派手なカラー」「ストライプ柄」「サッカー調の素材感」の登場。

先シーズンと同じなのが
「ウインドーペン調の柄」「オンブレ調の配色(メンズ)」。
今秋のロングシャツのトレンド要素は、2016春の羽織り企画の参考材料となることでしょう。

2015年8月28日金曜日

カーキグリーン【登場】


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カーキグリーン【登場】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
この時期、最も新鮮に映るカラーは何でしょう?
答え:カーキグリーンです。

秋の旬な先取り感を与えてくれる色。今年はカーキグリーンであったと、そういう事です。
8/末現在、レディスを中心にカーキグリーンのアイテム着用率が拡大しています。

この日は、母数342点(アイテム数)に対してカーキ色は22点。率にして 6%でした。
トップスのカラー比率で評価すると、「準ベーシック程度」の数値です。

カーキグリーンアイテムの拡大は、男女ともに見られる傾向ですが
現在レディスが主流です。今後一気にメンズにが広がると想像します。

対象アイテムはコンパクトジャケット、ショートブルゾン、スカート、ワンピース。
新鮮なのはショート丈のオールインワン。

2015年8月27日木曜日

ウエスタン調ディティール【登場】

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ウエスタン調ディティール【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
ボヘミアントレンドが浮上し、その枝分かれテーマとして注目するのが「ウエスタン調」であります。

レディスでは、ウエスタントレンドを匂わす要素として存在しているのがベーシックなアメカジルックで、白無地のTシャツにデニムのカットオフショートパンツを合わせるタイプ。
最近では腰にチェックのネルシャツを巻く姿が拡大傾向にあります。
そして今後秋に向かって足元はブーツになり、ハットを被り、フリンジディティールが追加されるイメージ。
実際はボヘミアンとクロスオーバーしながらのmixスタイルとなることでしょう。


メンズでは、「ワークカジュアル」ルックそのものが主体となり、
ウエスタンはエッセンス。インディアンジュアリーやウエスタン調のハット、ブーツなど
小物雑貨の採用でウエスタンミックススタイルであるとされるイメージです。
そしてもう一方が「モードミックス型ウエスタン」。
グッチ、バレンチノの2016年春夏コレクションからのインスピレーション/ストリート版です。

2015年8月26日水曜日

ニュートラル化、原流はLGBT?【登場】

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ニュートラル化、原流はLGBT?【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年08月25日(火)
気温:24度 曇り 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ中心



(・∀・)ノ゛
「中性的(ニュートラル)」なルックの男女を複数キャッチしました。
ニュートラル (Neutral)は、どちらにも属さないこと。中立。中性。という意味で、
コレクショントレンドでも数シーズンに渡って提案されてきたテーマですね。

社会を見ると「LGBT」に関する法整備や企業の取り組み、
また「LGBT市場」を開拓するベンチャー企業のニュース等、メディアの意識変化も感じられます。


私にはLGBTの世界は分りませんが、
経済とりわけファッションビジネスに今後影響を与えるであろう、
「ニュートラル化現象」を複数の異なる角度からチェックしておく事は重要だと考えております。


というわけで、今回は序章としてメモするに留めます。
<人口の7.6%がLGBT層。市場規模は約5.9兆円>
<注目は消費傾向「レインボー消費」の萌芽>
電通ダイバーシティ・ラボ
「レインボー消費」とは、LGBT当事者の消費だけでなく、その周辺の一般層によって生まれる消費のこと。
今回の「ニュートラル化」するファッショントレンドはこれに該当すると考えています。

2015年8月4日火曜日

エスニック柄【拡大】

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エスニック柄【拡大】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年07月22日(水)
気温:31度 晴れ 17:00~18:00
対象:アーリーマジョリティ中心




(・∀・)ノ゛
7月に入ってエスニックトレンドが拡大しています。6月の後半から7月にかけて
2016年春夏コレクション(メンズ)が発表され、エスニック要素が大きく取り上げられたことも追い風になっていると想像します。

さてそんな 商売のニオイが漂うエスニック。
現状をチェックしておきましょう。来年の指標となるからです。

今回は「柄」の傾向について。
男女共通して言えるのは「アフリカン」「プリミティブ」なタイプが新鮮に見えること。
柄の調子は三角形モチーーフとその変化球が主体であります。

カラーは、アース調やくすんだトーンがマッチします。
一方で南米系のカラフルPOPなエスニックも存在していますが、少数派。

因みに「シノワズリ」は未確認です。
来シーズンはここが”出だし”になりそうですね。

2015年8月3日月曜日

オールブラックス【登場】

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オールブラックス【登場】
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年07月後半
気温:31度前後
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
全身を黒でまとめたルックを「オールブラック」と呼び、グルーピングしておきます。
(ラグビーチームのことではありません)
少し白が混じっている写真も混じっていますがここはひとつ見逃して頂きたいと思います。

さて、真夏日が続く中、秋の先どり感を感じさせる
「サマーブラック」の装いは、毎年のように見られる現象でもあります。

今シーズンは出現時期が少し早く感じることと、新アイテムでブラックルックが見られる点です。
ロングワンピース(orドレス)、Tシャツルックが該当。