2014年11月28日金曜日

チルデンニット・幾何柄ニット・メランジニット

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チルデン・幾何柄・メランジ
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月22日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~16:15
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
2014冬 現時点でのニットトレンドをざっと押さえておきます。生地(編地)中心にざっと挙げてみると、ケーブルを中心とした無地柄・タック柄・2色杢・ミックス杢・
ストライプ・ラーベン・プレッサー柄・ミス柄・チェッカー。

1、【チルデンセーター】
ケーブル入りの身頃でVネックにストライプが入っているデザインは、昔のテニスファッションのイメージであります。理由は
「レトロ&トラッド」と「スポーツ」トレンドとの合致、また錦織圭選手の活躍から来るテニスというスポーツへの注目です。

2、【幾何柄】
 2-1:バイカラー幾何(白黑)
 2-2:無地幾何(1色の地柄)
前者はスウシーズン前から存在するコレクショントレンドで、リアルではアーリーマジョリティの一部までに留まっていた感があります。
後者は「3Dニット」「ケーブルニット」からの派生物で、様々な幾何柄で今後展開されることになると思います。

3、【スラブ調メランジ】
2色の色糸(白黒)を使って、こちらも2種類のメランジが作れます。
ミドルからローゲージで有る点こと、また“無地幾何“との組み合わせも良いですね。

ブラックルック【拡大】


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ブラックルック【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月22日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~16:15
対象:アーリーマジョリティ





(・∀・)ノ゛
全身を黒で統一した、または極めて黒っぽい装いを「ブラックルック」と呼んでいます。
「ブラックルック」はカラートレンドから見ると”ワンカラーコーディネート”のテーマに合致します。
このテーマはストリート上ではずっと存在しているもので過去のレポートを振りかえると歴史の変遷を辿ることが出来ます。

現在ストリートモード、ギャルモードスタイルの拡大が「ブラックルック」というテーマを牽引しているのだと理解しています。
黑いファッションなら何でも”モード”と付けてしまうことへの疑問はさて置き、
ワンカラーコーディネート、進化版としてのワントーンコーディネートは今後も有効であると言えそうです。


=過去のレポート=
2009年6月27日【ブラックファッション★2タイプのカラーコーデ】
 http://www.apalog.com/street_research/archive/1007
2012年05月15日 【ワンカラー・コーディネート
 http://www.apalog.com/street_research/archive/1823
2013年11月28日 【グレーのトータルルックに注目】
 http://www.apalog.com/street_research/archive/2036
2014年09月02日 【”黒無地さん”トレンド未来を想像する】
 http://www.apalog.com/street_research/daily/201409/02

2014年11月27日木曜日

ミリタリーコート浮上

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ミリタリーコート浮上
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月22日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~16:15
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
「ミリタリー」というテーマは2015年春のトレンドテーマとして浮上しています。
1ヶ月前10月25日のレポートで「コートトレンドの確認」とし、ミリタリーを取り上げました。
前回と比較すると男女ともにミリタリーテーマは【拡大】しています。

今回はメンズの写真を取り上げます。
デザインの変化が見えにくいと言われ続けるメンズですが、
3つのテーマで変化を押さえてゆきます。
1「M-65 フィールドジャケット」
2「M-51 モッズコート」
3「迷彩マウンテンジャケット」
ミリタリーという枠の中だけで言うならば、上記アイテムは
MA-1、トレンチコートに続くアイテムは何?に対する答えであります。


【独り言】
「ミリタリー」というテーマは2015年春のトレンドテーマとして浮上していますが、
“もはや定番的で新鮮味に欠ける”と思ってしまいます。
しかしこういった考えは一方的で市場との断絶を意味し、クリエイターとしての役割り・
創造性の放棄さえも意味することかもしれません。(自戒と反省の念)

2014年11月26日水曜日

ロングコート・レディス【登場】

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ロングコート・レディス【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月22日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~16:15
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
冬のコートトレンドに新しい芽。ロングコートが製品ライフサイクル曲線上の【登場】ステータスに現れました。。
着丈は“ふくらはぎ位“で、ひざ下丈からふくらはぎ位までの範囲のものをロングコート、足首までの丈をマキシ丈コート、と定義しておきます。

【種類】ウールのチェスタータイプを3名確認。
数あるコートデデザインの中の部分。マニッシュトレンドの浮上を意味する現象であると理解します。

【着こなし】レトロなルックが人気であります。タートルインナーが象徴アイテム。
クールなチェスターコートルックとは別に、レトロバナルなチェスターコートルックが存在しています。
ところでタートルインナーがオフネック化している現実を知り驚いたのですが、
これがレトロバナル化している(様に見える)要因のひとつであると思いましたのでメモしておきます。


「ひとり言」
「タートルネックのオフネック化」・・・この1点だけを取り上げると、旬のヤングトレンドは現在のオーバー50と重なり、アラウンド40とオーバー50は重なりません。(2014/11/15表参道ミセス・シルバーファッション分析より)年齢層でトレンドに時差が存在しているのかもしれません。ここは深堀りしてみると面白いかもしれません。

2014年11月25日火曜日

ロングコート・メンズ【登場】

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ロングコート・メンズ【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月22日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~16:15
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
冬のコートトレンドに新しい芽。ロングコートが製品ライフサイクル曲線上の【登場】ステータスに現れました。。
着丈は“ふくらはぎ位“で、ひざ下丈からふくらはぎ位までの範囲のものをロングコート、足首までの丈をマキシ丈コート、と定義しておきます。

【種類】:トレンチ型、チェスター型、ガウン型。
今後の予測は、昨年実績のあるチェスター型を着丈の変化でリニューアルするというベクトルに注視。トレンチ型は逆に「ハーフコート化する」と見ています。ガウン型についてはシャツの様な軽さが重要で、2015年春の打ち出しとして有効であると思います。

【着こなし】:インナーにタートルセーターを合わせるのが旬。(2013年はパーカー)レディスでは“タートルインナーのオフネック化“が見られますが、メンズにも一部同様の現象を確認しましたのでメモしておきます。(今回掲載写真の中にはありません)




【ひとり言】
”見えない敵”とはて何だろうね?
いくつかあると思いますが私にとってはまず”情報革命”からもたらされる諸事。
情報革命を知るにはまず自分たちは”情報革命”の最中に居ることを強く認識し直す必要があるね。
そうすると自然に”技術革新”の動向をウオッチするようになる。
そして行政と技術革新のどの分野がより緊密になっているかを理解する。
そうすると私達の未来の暮らしぶりが断片的に見えてくるかもしれない。
そうでもしておかないと博打の人生を送っている様でこわいんです。

2014年11月21日金曜日

トレンチコート【拡大】

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トレンチコート【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月15日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~15:45
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
11月中頃のコートトレンドと言えばトレンチ!で決まりでしょう。
男女とも共通するトレンドですが、女子が圧倒的多数。
その理由は着用者層の幅の広さにあり、ヤング~キャリア~ミセスまでカバーしている点にあると認識しています。
さて今回掲載するのは20才前後のトレンチコート姿です。
ダブル前立て、ロング丈、
インナーにはタートルなどのニットを合わせるのがカテゴリーやタイプを超えた代表的な着こなし。
実際はコンサバエレガンス、モード、ガーリーなどそれぞれのタイプによって差があります。



【ひとり言】
個人が高い専門性を持ち、即決断をしてゆかねばならない時代 だよね。
その為には深い知識体系を持っていることが前提で、”見えない敵”と戦わねばならなくなるその時に備えたいと考えています。
2014/11/21

2014年11月19日水曜日

ライダーズジャケット【拡大】

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ライダーズジャケット【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年11月15日(土)
気温:16度 晴れ 14:00~15:45
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
プロダクトライフサイクル曲線から見て、ライダーズジャケットは今シーズンの登場アイテムで、
現在は【拡大】フェーズにあると認識します。
20代前後中心・男女共通トレンドでありますがレディスの拡大具合(速度)が勝っている印象があります。
マニッシュトレンドを象徴するアイテムのひとつて、
フェミニン、エレガンス、カジュアル、モードなど全てのファッションタイプに見られます。

2014年11月6日木曜日

アイテムのカラー化傾向/メンズ

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アイテムのカラー化傾向/メンズ
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年10月25日(土)
気温:20度 晴れ 14:30~15:45
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
先日レディスで”アイテムのカラー化現象”(カラースカート拡大 2014/11/04 )をレポートしましたが、
メンズにも同様のカラー化現象があります。
2015春夏コレクショントレンドを参照すると、「70年代」というビッグワードがあり、
グリーン、ブルー、ピンク、レッド、マスタード(ゴールド)などが注目カラーとされております。
ここを到着点として逆算してみると、進むべき(?)ベクトルが浮かび上がってくると思います。
(ベクトルとは、大きさと向きを持った量のこと)

カラー化は様々なアイテムに見られますが今回取り上げるアイテムはコート。
昨シーズンの売れ筋であったコートにブランドのシーズンカラーを乗せて
「販売実積80% + トレンド要素20% = 売上を作る目的の商品」をデザインすることとなります。
一方で戦略的に
「販売実績20% + トレンド要素80% = ブランディング目的の商品」を組み込む必要があります。

言うまでも有りませんが、
前者は「今を生きるため」のデザイン。「後者は未来を生きるため」のデザインであります。

写真を眺めます。
レッド、イエローのコート姿というだけで街で目を惹くのが現状。
もう少し先を想像すると、右端の様に、色アイテムを3つ組み合わせる姿も面白い。
多数の色アイテムを組み合わせたルックを「マルチブロッキング」コーディネートと呼ぶこととします。
大きな括りでは2015の春夏の「70s」テーマと合致しています。

2014年11月4日火曜日

カラースカート拡大

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カラースカート拡大
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年10月25日(土)
気温:20度 晴れ 14:30~15:45
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
カラーパレットで見るとダークトーン、ダスティカラーへの傾倒が進行する一方で、
アイテムのカラー化現象があります。注意すべきは”ダスティトーン内でのカラー化”現象であるということ。
「ダスティカラースカート」が新しい。

「人は信用できるがコミュニケーションは当てにならない」とはP.F.Dの言葉。
まして文字だけではMECEに伝わりにくい(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)ので、「写真コミュニケーションが有効だ」となります。
この手段は世界共通であるという認識でおります。

色系統は3つあり、グリーン系が今シーズンの最も旬な色、ワインは10月後半から加速、マスタードがそれに続くイメージ。
1番ランナー「グリーン系」
2番ランナー「レッド・ワイン系」
3番ランナー「オレンジ・マスタード系」
(ブルー系は「鮮度」という側面から今回は省略)

補足:
女子がカラースカートならば
メンズはカラーパンツ?と思われた方もいらっしゃると思います。
否。メンズはカラーコートが浮上しています。(カラーパンツは数シーズン前にピークを迎え、現在アダルト~マチュアのファッション層に支持されています)