2015年3月31日火曜日

原宿流ノームコアなデニムルック

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原宿流ノームコアなデニムルック
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月28日(土)
気温:18度 晴れ 14:00~15:30
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
ノーマル(normal)+ハードコア(hardcore)の造語がNormcocre(ノームコア)。
 「究極の普通」と訳されていますが、どうもファッション感が伝わりにくいと思い、私は「究極のベーシック」という訳を支持します。
さて今回チェックするベーシックアイテムは春のトレンド「Gジャン(デニムジャケット)」。
”原宿流ノームコアなデニムルック”と題しGジャン(デニムジャケット)を取り上げます。


ボクシーなドロップショルダーシルエットである事が基本。
デザインはGジャン型が主流ですが、新たにコーチジャケット型が【登場】した段階。
さらにそこからミックスディティールで進化したデザインジャケットも見られます。

2015年3月30日月曜日

春のカラートレンド=イエロー=

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春のカラートレンド=イエロー=
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月28日(土)
気温:18度 晴れ 14:00~15:30
対象:アーリーマジョリティ中心


(・∀・)ノ゛
3月に入ってイエローが拡大しています。
比率に換算すると大した数値ではありませんが、春の到来を実感させるインパクトを持っています。
対象となる年代は、ヤング&キャリア(25-29才)以上、ミセス(45~59)以下。最大35才の幅がありました。
パステル系の淡いトーンが新鮮でベビーイエロー、レモンイエローは全ての層に見られました。
ファッションタイプはエレガンス&トラッドがベースとなり、こちらも年齢を超えた共通のトレンドとなっています。

2015年3月11日水曜日

ブロッキングコート70s'風味【登場】

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ブロッキングコート70s'風味【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月05日(木)
気温:12度 晴れ 15:30~16:30
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
腰から下半分を切り替えたコートデザインがキャリア系中心に見られたシーズンでした。
そして冬最終のこの日、70年代調ブロッキングコートが複数人で確認できましたのでメモしておきます。この現象は次シーズン2015FWのトレンドテーマ「ボヘミアン」をリーダー層が先取りしたものであると理解します。

従来のブロッキングトレンドと大きく異なるのは「パッチワーク風」であること。
多色切り替え、イレギュラー、アシメトリー、クレイジー。
素材はヘアリー、シャギー、ムートン等のキーワードを抽出しておきます。

2015年3月10日火曜日

コート最終傾向”チェッカー”【登場】

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コート最終傾向”チェッカー”【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月05日(木)
気温:12度 晴れ 15:30~16:30
対象:アーリーマジョリティ




(・∀・)ノ゛
2014-15冬のコート最終トレンドとして「チェック地のコート」を取り上げておきます。
チェック地コートは男女ともに見られたもので、1.”落ち着いた地味な配色柄”と、2.”トレンチ的軽さ”を感じさせる仕立て(仕様)に注目します。

1.については「2015秋冬のカラーパレット」とリンクし、
2.については2015春の「チェック地のロングシャツ」へと受け継がれてゆくイメージです。

これらの現象は、コートのデザイン進化の1側面であると理解しています。
またディティール面では「ベルテッド」「上衿配色」に注目できます。

2015年3月9日月曜日

トレンチコート【復活】

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トレンチコート【復活】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月05日(木)
気温:12度 晴れ 15:30~16:30
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
春と秋のコートトレンドとして、トレンチコートに注目しています。
トレンチコートは数シーズンづっと続いてきたアイテムでありますが、今後さらなる拡大を予感しつつ現状を理解しておきます。

ストリートにおけるトレンチコートの発生地点は何処でしょう。
過去のデータを検索し、2013年の1月時点(2012-2013年F/W)であるとしておきます。
その後同年11月、翌年2014年3月・11月の春と秋に、それぞれレポートされており、約3年の歳月をかけて現在に至っていることが分かります。
以上がトレンチコート発生から現在までの流れ。具体的な中身は別途個別に見てください。(過去のレポート URLリンク)

さて現在は、
「ダブル前立て」、「ロング丈(ひざ下くらい)」が男女共通のトレンド2大要素であり、来シーズンに繋がるものと考えています。
またカラー展開に向かう可能性もあり、例えば今春2015年は ”白のトレンチコート”が新しい。
そして2015年秋冬は、カーキ~オリーブ等のアースカラーのパレット。またブラウン、濃いブルー等のダークカラー。そして深みのあるワインレッドやオレンジレッドを中心としたディープカラーの展開が考えられます。


■過去のレポート
2014/11/21 「トレンチコート【拡大】」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2177
2014/03/11 「トレンチコートに注目!」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2087
2013/11/09 「トレンチコート 」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2025
2013/01/18 「トレンチコートに注目だ! 」
http://www.apalog.com/street_research/archive/1929

2015年3月6日金曜日

白のワントーンコーディネート【登場】

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白のワントーンコーディネート【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年03月05日(木)
気温:12度 晴れ 15:30~16:30
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
今シーズンの春の店頭打出しは「White」が多数でありますが、原宿ストリートではどうか?
ざっと確認しておきましょう。
昨年同月を振り返ってみると、①.「ホワイトの打出し」と、②.「ワントーンコーディネート」は「2014年春の焼き直し」であることが分かります。

2014/03/19 「春のカラーチェック~ホワイト~」
http://www.apalog.com/street_research/archive/2093

さらに遡ってみると、コレクショントレンドが原点にあり、
情報の連鎖を経て今に至っていることが分かります。その期間は約3年。

ファッションビジネスにおいては情報とシンクロすることと、スピードが必須。
質と速さの勝負だと思っていますから、立ち止まって考えている時間はありません。

従って「理論を下敷きにした感性」が今のデザイナーに求められるスキルなのかもしれませんね。

「白のワントーンコーディネート」については、ざっと眺めてぱっと次へ進んでください。

2015年3月2日月曜日

上衿配色のチェスターコート【登場】

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上衿配色のチェスターコート【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年02月21日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~14:30
対象:アーリーマジョリティ周辺



(・∀・)ノ
今回はメンズのみに見られたディティールで、上衿をバイカラー切り替えしたチェスターコートです。
一部のスプリングコート(風)にも見られた現象で【登場】と位置づけ継続ウオッチしてゆきます。
このテーマ、あまりに些細な変化じゃないかと思われるかもしれません。
しかしこのテーマを取り上げた背景にはある思いが込められているのです。

”売れるデザイン”が集中・集約化する中、
売れ筋を理解しつつ、さらなる差別化が求められる昨今において、
ベーシックを如何に新鮮に見せるのか?が勝負の分かれ目であると認識しています。
その様な競争下で、”上衿の色が切り替えられる事”は大切な気付きなんだと思っています。
デザイナーの立場で見ると、やはりそこに生命線を求めます。

スピードとタイミング、繊細な運転技術の総合力がデザイナーに要求されているに違いありません。創造力が必要だという意味において、商品企画開発もシステムも経営も「モノ」に関わる全てがデザインだと思っています。