中国・通行者調査【Overview】 2014/05/30

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金華スタイルチェック「メンズ」
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中国でも日本と同じ手法でストリートリサーチを行っております。

経済も外交も情報戦の時代に突入しており私も情報戦の中に生きております。
情報を制するには、まず自分が発信側に立たねばなりません。

情報とは知識であり、ニュートンの運動方程式 F = ma の公式等になぞらえて、
この作業の意味を自分なりに見出そうとしております。
【 F（力）= m（質量）ｘ a（加速度）＝ ma 】


さて、
商品ライフサイクルのステータス（状況）を把握するには定性調査が良い。というのが私のスタンスです。
「店頭で売れていたとしても、着用者層がダサければその商品の未来は無い」という考えで、
BI（ブランドアイデンティティ）を高める手法のひとつでもあります。

【基礎情報】
浙江省金華市
総面積 10,919 km2　総人口 454.13 万人
気候は亜熱帯季節風気候に属し四季がはっきりとしている。
（浙江省の人口： 5463万人）

【調査日時】
2014.05.13（火）晴れ
15：00～17：00　28℃

【調査目的】
　(1).現在地の確認
　(2).ファッションリーダー層のトレンド動向把握
　(3).自社商品への取り込み検討

【総括】
今年３月の調査結果と比較して、
ファッションリーダー層の「無地化」「エレガンス化」傾向が進んでおり、
昨年まで主流であった「ブロッキング」「オーバーディティール」は、
ラガード層にまで落ちている。
「リーダー層の無地化現象」を深堀りし、
すぐに商品政策に反映しなければならない。

”エキゾチック”に注目

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”エキゾチック”に注目
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間：2014年05月17日（土）
気温：24度 晴れ
対象：アーリーマジョリティ周辺




(・∀・)ノ゛
エキゾチック(Exotic)とは、「異国情緒」。
エスニック(ethnic)は「民族特有の・民族的な」。

いずれも歴史的観点で西洋から見た対立概念としての東洋であります。
前者は地域や風景・風情を指し、後者は
人種や文化を言い表していると言えるかもしれません。

ここでいうエキゾチックスタイルとは、
エスニックを内包したものであります。

例えば今回の調査結果から見えてきた要素は４つ。
1.暗い配色ストライプのシャツ
2.プリミティブ幾何柄の入った格子パッチワークシャツ
3.プリミティブ幾何柄の入ったボーダーシャツ
4.手描き風イレギュラーボーダープリントのカットソー

ボーダートレンドの確認

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ボーダートレンドの確認
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間：2014年05月17日（土）
気温：24度 晴れ
対象：マジョリティ



(・∀・)ノ゛
レディス中心に”マリン風味”が浮上しております。
２トーンの伝統的なボーダーを新しいシルエット、アイテムでみせるスタイルが新鮮で、
ニューエレガンス、ボディコンシャスルックの中に見ることができます。
いっぽうメンズのチェックポイントはテイスト（マリンテイスト）では無く、柄そのもの。
とになく「太く、太く」が合言葉で、例えば写真左端の柄はブロッキング感覚のボーダーであると言えるかもしれません。

ギンガムチェック・ブロックチェック

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ギンガムチェック・ブロックチェック
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[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間：2014年05月17日（土）
気温：24度 晴れ
対象：アーリーマジョリティ




(・∀・)ノ゛
アイビー、プレッピー、スクールガール、チアガール、など
カジュアルトラッドをベースとしたスタイルが人気継続中であります。

ディティールで見ると、レタードロゴやライン使いなどのスポーツインスピレーション
が新しい。アイテムで見ても、スエットやスポーツスニーカー、スポーツソックスなど
のスクール/スポーツインスピレーションが浮上。

では素材で見てみるとどうか？
という理由で、今回とり上げるのは「ギンガムチェック・ブロックチェック」であります。
男女ともに見られる傾向ですが、柄の大きさはまだ標準化されておらず大小様々見られます。
チェックポイントは「プリントギンガム」、「ビッグギンガム」の２点です。


★「プリントギンガム」
織機・編み機の規制（限界）に左右されない自由なギンガム表現を達成するために有効。
風合い面も追い風で、張りのある素材を使ってボリューム感を作るシルエットトレンドに合致する場合があります。
コスト面も魅力。

★「ビッグギンガム≒ブロックチェック」
鳥瞰してみるとパネルプリントTシャツなどに見られる、柄の拡大化トレンドに合致しており、
ギンガムトレンドのその先、進化形の柄として押さえておきます。

ビッグシルエット 素材コーディネート

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ビッグシルエット　素材コーディネート
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間：2014年05月17日（土）
気温：24度 晴れ
対象：アーリーマジョリティ周辺

(・∀・)ノ゛
シルエットのビッグ＆ボリューム化が進んでいます。
決して主流ではありませんが、この数シーズンで随分進化・拡大してきたなと思います。

シルエット変化の周期は１２年の２乗 程度の長い時間をかけて達成されるものですがら
時間の感覚が短期で流れるカラーやディティールとは分けて考える必要があります。

さて、今回の視点は「素材コーディネート」であります。
ビッグシルエット・ファッションにおける素材コーディネートの切り口。
ファッションマニア層の、２タイプをチェックしておきます。

１「無地柄ｘ柄」・・・柄のテイスト連動を行い、統制・バランス・安定性などの「情動的属性」を達成する。
２「無地ｘ柄」・・・タイプライタークロスなど張りのある無地素材を差し込み新しさを創出する。

メディアからの伝達

2014年05月15日 夜
CCTV




５月、８泊の中国・杭州出張から帰還しました。
コミュニケーションが商売を制すると考える今日このごろ。。。

15日夜 ホテルでＴＶニュース（CCTV）を見ていると、
 日本の「集団的自衛権」に関するニュースに遭遇しました。
 比較的長い時間をさいて報道されており、
 内容も感情的にあおるようなものでは無く、
 事実を冷静に報道していますよ 的な見え方に驚きを持って眺めておりました。

ところが次に流れたニュースが米・中の軍事に関するもので、
米・ 軍事大学訪問の様子、クロスした両国の国旗、笑顔で握手する大臣（多分）、軍事演習、最新兵器、等々。
 前者と同じくらいの時間を取って放送されていました。

 私は中国の言語も政治も分りませんが、
 映像から感じたことは、意図的に作り出される対立構造です。

 肉体疲労時にあまり見ないようにしたいものですが、
もしかして私たちの普段の生活、例えば企業の人事においても同じような構造でメッセージが常時発せられており、気を付けて眺めていれば感じ取ることができるのかもしれません。
 組織間コミュニケーション、個人意志の伝達手法は、そこで生活する
社会の枠組みの中で、長い時間をかけて形成されてゆくものでしょうから。

よって頭で理解したものを実践できるものではなく、少しづつ体験を重ねてゆくしかないと思っています。



 





 



ＣＭを挟まずに・・・


 

 


 



【伝達】とは　命令・意思・情報などを口頭または書類で相手に伝えること。