2014年1月31日金曜日

アノラック・ナイロンパーカー

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アノラック・ナイロンパーカー
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺
(・∀・)ノ゛
スタイルとしての「アウトドアー」トレンドは2012年がピークであったと理解しています。
ところがアイテム単体で見ると、アウトドアーテイストまたはアウトドアーカテゴリからの「潮流」がいくつか確認できます。

「アノラック」「ナイロンパーカー」がそうで、
フィールドスポーツタイプと、登山系アウトドアーに分かれます。
そしてもうひとつが「POP]。
今回の観測で以上3つのタイプが確認できました。

考え方を整理しますと
アノラック・ナイロンパーカーは、スタイルで捉えるのは間違いで、
アイテム単体で見るのが正解であるということです。
その理由は「アウトドアー」というキーワードをいったん排除することが目的です。




あとがき~
「スタイルで見ること」と
「アイテム単位でみること」は目的・手段が違います。

前者はマジョリティ層に対する目線。
後者はファッションリーダー層に対する視線。

対象が変わると、当然アプローチも変わります。
ここを間違えていると、うまく結果に繋がらないと思います。

間違った人が描いた設計図は結果も間違っているはずだと思うからです。
間違わないようにするために、私はづっと街頭を眺め続けているんだと思います。

2014年1月30日木曜日

スモークブルー 2014年の注目カラー

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スモークブルー 2014年の注目カラー
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月25日(土)
気温:10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺



(・∀・)ノ゛
”ファッションのカラー化”はまだまだ続いています。ただし
当初の”色物が出てきた”段階から次の段階へと移行しつつあり、
その潮流のひとつが「スモークカラー」というわけです。
2014年1月をスモークカラーの「前兆」と位置づけると、2014年秋冬の拡大可能性を想像する必要があります。

しかしそれはどこで見分けるのか?
運命の分かれ目は春夏の「スモーキーパステル」の動向にあります。
2014年秋冬「グッチ」のコレクションではスモーキーパステルの柔らかなブリティッシュスタイル提案が見られました。

この要素がどこまで業界(ブランド集合)に取り入れられるかが第一のポイントで、
第二のポイントは店頭パワー。第三(最終)ポイントが街頭パワー。という順番になります。
もちろん私の言う街頭パワーとはファッションリーダーの影響力のことです。

写真を眺めると、彼等はイノベーター層に該当すると評価します。
ファッションピラミッドの2.5%で、ファッションリーダーとは直接的な繋がりの無い人達ですから、
彼等のファッションは商売の参考にはなりません。
ここを理解しつつ、”人から人へのチェーン”で流行観測を行うことが大切です。

2014年1月29日水曜日

カラー傾向 =ベージュ=

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カラー傾向 =ベージュ=
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[レディス]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18.25日
気温:6度.10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
コートのカラートレンドとして、「ベージュ」の存在を採り上げます。
18日に目に気が付き、25日に再確認した情報としてメモします。
色単体で見ると単に「ベーシックカラーである」となりますが、
「ベージュのウールコート」で見ると新鮮に映ります。
もともとは秋のスタジャンの新色として「拡大」。
スタジャン自体は「ピーク」のアイテムで、カラーで鮮度アップを図ったと見ることができます。
また、トレンチコートの登場はベージュという色を先端的ポジションに押し上げる効果があったかもしれません。
色味は様々ありますが、ウールコートでは赤っぽいベージュが新しい。

ブラックコート、ブラックジャケット

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ブラックコート、ブラックジャケット
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月25日(土)
気温:10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
シンプルな黑無地のジャケットやコートに注目します。
なぜこれが新しいのか?の答えは簡単。
ジャケット・コートは、ディティールのデザイン化・素材のファンシー化が進行しており、
その中でそれらとは対照的に「ベーシック&無地」を一部のリーダー層が採用しているからです。
おしゃれなリーダー層が着用すると、周囲のフォロワー層が影響され、
拡大ベクトルに沿う可能性が増すという理由です。

このとき企業側はリーダー層の絶対数の計測と、質の評価が重要になります。
デザイナーの役割は、次シーズンに支持されるデザインとは何か?を
旬のデザイントレンドと照らしあわせながら創造するという仕事。

ところでシンプルなブラックジャケットの定量データを掴んでいるブランドはまだ少ないかもしれません。今回は気温が高く、ジャケット姿の多い観測日だったことから、特殊事情の中のデータでもあります。
よってまずは今回街頭で確認したバリエーションをざっと見ておくこととします。
メンズ3、レディス5点の写真です。

2014年1月28日火曜日

スカジャン登場!ロカビリー


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スカジャン登場!ロカビリー
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月25日(土)
気温:10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
「ロッカー」や「ロカビリー」というスタイルは、コレクショントレンドから発生したもの。
「サンローラン」の2013F/W、2014S/Sのイメージがぴったりと合致します。
スカジャンはそのような背景から登場したアイテムであると考えられます。
また素材トレンドとしての「サテン」があり、
時代背景としての1980年代のネオロカビリーブームがある。
など、幾つかの要素が絡み合っての”今”だと思います。

整理しますと、「スカジャン」というアイテムトレンドと
「ロカビリー」というスタイルテーマは震源を1つとしつつも、
独立した個別要素としてストリートで「発生」している。という事です。
「イノベーター理論」で評価すると、イノベーターからアーリーアダプタへと受け継がれた段階であります。

ところでスカジャンはひと目見て分かるとして、「ロカビリー」の要素は何でしょう?
ダイヤ柄ソックス、裾をロールアップしたスリムパンツ、レースアップのレザーシューズ。
個人的には1980年代のバンド「ストレイ・キャッツ(Stray Cats)」がイメージ。

2014年1月27日月曜日

ジャケットのデザイン化傾向

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ジャケットのデザイン化傾向
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
ジャケットルックは2013秋の復活アイテムでした。
冬に入ってデザイン化の方向で、新たに「前兆」らしきものを確認しました。
2014年のジャケットデザインの方向性は何か?
最近の傾向と未来への対策をメモしておきます。


まず現状把握。
素材はツイードタイプが旬。きれいめの「シェットランドツイード」というよりも、
よりファンシーな「ハリスツイード」「ドニゴルツイード」が気分ですね。
多くのショップで販売されていますが、その量に比べると実際街で見る頻度は少ない。
ここに1つめのギャップあり。

そして個人的には、コール天が少なかったこと(ほぼ無し)が印象的でした、
サージやフラノ系のきれいめウールジャケットも印象に残っていません。

またレディスでは「もこもこ素材」が「拡大」傾向で、
メンズもボアブルゾンなどでファッションリーダー層に見られます。

ディティールは「シンプル」が中心で、「デザイン」が「発生」の段階。
「デザイン」は、”切り替え”と”パッチワーク”
カントリー風のパッチワークは想定内ですが、
”グランジ”の芽があることを伝えておきます。


そして次は未来予測。
デザインのつけ方には2方向あって、素材・シルエットのベクトルに分かれます。

素材は、”ファンシー化”に照準をあてると、
「もこもこ」、「ファー」、「ローゲージニット」「ホームスパン(手紬)風」。

シルエットは、”ロング”に照準をあてると、「ロングジャケット」で
コートとジャケットの中間くらいの丈イメージ。
2014年春にシャツジャケットとして「前兆」の状態が受け継がれることと予想しています。

この他に、「ディティール」、「カラー」情報を取り込んで、
コレクショントレンドなども組み合わせると完成度は高まります。

2014年1月23日木曜日

衿切り替えのコートに注目

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衿切り替えのコートに注目
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
切り替えトレンドにはもうひとつの「前兆」があります。
「衿切り替え」がそうで、袖から衿へアクセントポイントが移動したと評価することができそうです。

もちろん評価の背景には他にもいくつかのキーワードがあり
それらは主張に対するデータ、データの正当性を説明するための論拠となってます。

さて今回の「衿切り替え」の対象アイテムはコート。
衿素材をチェックしてみると、
ニット、ボア、ファー、配色。

「衿切り替え」を単体で評価すると、
2013年を「前兆」期とし、
2014年が「拡大」期に入ると予測できます。

デザインに落とし込むと、
2014年春夏は、「衿切り替えのシャツジャケット」
2014年秋冬は、「衿切り替えのコート」
が期待アイテムとなります。



あとがき~
「単に現象を捉え、
必要性を唱えることで、その必要性が全てを正当化する」という構造だけでは物足りない。

例えば
「切り替え」が拡大している。
その中でも「衿切り替え」が新しい。
よって「衿切り替え」が必要である。
というすき間だらけの説明。

ところで、
すき間を埋める言葉も大事なのですが、
もっと簡単な評価方法があります。
「誰が着ているのか?」というイノベーター理論に照らし合わせてみることです。
ところが人のマインドセットは時間経過とともに変化しますから、
継続して眺めていないと肝心のファッションリーダーは、今誰なのか?が分からないと思います。
この評価方法のリスクは、「知らないうちに思い込み」になっている危険を孕んでいることです。
それらもすべて理解したうえで、物事を評価できれば良いですね。

バイカラーニットの進化


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バイカラーニットの進化
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
ここでいう「バイカラー」とは、2色の色を使ったデザインの表現方法のこと。
”バイカラーニット”は2色の色糸を組み合わせたもので、
「幾何柄で設計的に表現」したものと、
「編みで生地自体の柄として表現」したものに分かれます。

ブロッキング(切り替え)を意味するものでは無く、
その先にある2015年のバイカラーとは何か?に対する答えであります。

また、写真を素材軸で眺めてみますと、
1-「もこもこ&幾何」
2-「ざっくり&シネ」
と言い表すことができ、
2つのキーワードが合わさって出来ていることに気が付きます。

デザインはカウチン風カーディガン、ボリューミーなブルゾン風。
ボトムは「テーパード」、「スリム」、「ショート」で合わせることになります。

2015年向けにデザインのリニューアルを考えるなら、
スモーキーパステルを使うなどカラーで新しさを出すことができそうです。

2014年1月20日月曜日

パンツ素材=格子柄=

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パンツ素材=格子柄=
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月18日
気温:6度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
冬の素材トレンドとして、ウール系格子柄素材の浮上に注目します。
2013年末から2014年明けにかけて、コートに見られた現象で、
2014年秋冬の前兆と捉えることとします。

今回の対象アイテムはパンツ。
パンツはもともとデザイン変化の巾が少ないアイテムでありましたが、
昨今はカットソー使いなどの”素材変化”、テーパード・冬のクロップドなど”シルエット変化”、
裾リブ使いなどの”ディティール変化”、と
デザインの地核変動が進行しているようです。

さて、この後のコメントは、
街の定性分析より、アイテムトレンド、素材トレンドを理解し、
業界のテキスタイル、カラー、コレクショントレンド情報を加味し、
未来を想像することになります。
”格子パンツ”の未来はどうなるのか?
まずは現在の状態を小山流「定性フレーム」から評価してみますと、


格子パンツ比率は 5.7%。
商品ライフサイクルは、「前兆」
着用者層は、「アーリーアダプタ」の 12.5%

切り口は
「トラディショナル・ベース」と「モード・ミックス」。


専用のフォームにプロットし、
コレクショントレンド情報を加算して評価します。
答えはもちろん 「拡大」です。

優れたデザイナーはこれらの計算を頭の中で瞬時に行っています。

2014年1月16日木曜日

コート・シルエット =ビッグ、ボリューム=

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コート・シルエット =ビッグ、ボリューム=
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[レディス・メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月11日
気温:8度 はれ
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
コートシルエットのチェック。
「細長のIライン」、「ビッグ、ボリューム」
大きく2つのベクトルがあると思います。
レディスは後者のシルエットに集中しております。が、
メンズにおいては、
前者は、「トラッド、プレッピー系」に多く、メインストリームであります。
後者は、「レトロ&モード系」のイメージで、イノベーター理論で言うところのアーリーアダプタ(初期採用者)の段階。
(写真左端参照)


「ビッグ、ボリューム」というシルエットトレンドは、
男女ともに、来季も継続する要素であります。
商売はタイミングですから、変化の推移を眺めておく事は大切であります。
さて、今回はコーディネートアイテムをチェックしてみます。
とくに、柄アイテムの取り入れ方に注目します。
3者の共通点は、無地アイテムの中に1点目新しい柄アイテムを取り入れる着こなし方。
柄にはブランドが設定した季節テーマ等を直接的に表現することができますね。
今回は「レオパード」と「フルーツ・モノグラム(多分)」でした。

2014年1月15日水曜日

コートルック=自己テーマ設定型=

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コートルック=自己テーマ設定型=
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2014年01月11日
気温:8度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
2月号のファッション雑を多数購入しました。その中には
コートルックが多く掲載されていたのですが、
単品で種類を豊富に眺める編集と、
コーディネートでコンセプチュアルに提案している編集とがありました。

前者は、知識・情報量を武器とし、後者はアイデアや感性を武器にしています。
どちらも価値ある内容ですが、私は後者を支持します。
理由は簡単、ファッションリーダー層が既に発信者としての後者であるからです。


さて、そんな彼等のコートルックの構成要素を独断でざっと分解してみました。

「ブロック」
  四角柄がテーマ。大柄格子のコートに、市松模様のスニーカーの合せ。

「締まって行こう」
  帽子と靴を同色でカラ―アクセント(締まる)。また
  上下スエットにウールコートを昆布巻きのように着る
  着こなしは新年にふさわしい(おせち昆布の意味:
  養老昆布よろこぶ)。などと空想して見ると、楽しい。

「ロールアップ」
  コートの袖とパンツの裾をロールアップ。ソックスと
 袖裏の白が連動。
シャツの衿も白で、ひし形3点アクセントになりますね。



あとがき~
いまは自己表現の時代。

流行と自己表現の折り合いをどのように付けるのか?
ここに個人の創造性を発揮する道があり、その表現活動こそが個性だと思います。
個性とは、楽ちんで獲得できるものでは決してありません。
努力して、失敗して、時間をかけてようやく手に入れるべきものでしょう。

彼等のコートルックは、
”流行を理解した上の自己表現が成されている”と見るべきである と思います。
=自己テーマ設定型=でルックを考え、行動し、
ファッションリーダー的ポジションを獲得するためには資格が要ります。

資格とは、「○○式」とか「○○協会認定」などの資格でなく、
人気ど同義です。もしくは周囲からの支持。

上から与えられるものではなく、自然発生的に湧き上がってくるもの。
ファッションリーダーというより、プチヒーロー?
それとも等身大モデル。

いずれにしても、「全体を俯瞰し未来を創造する力」が必要で、
膨大な量の知識とケーススタディがあり、その蓄積のうえに自己のテーマを設定し、
生れたルックである(はず)だと思います。

キーワードは「繋がり」と「循環」。

2014年1月11日土曜日

コートトレンド考察 =ロング丈=

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コートトレンド考察 =ロング丈=
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2013年12月21日
気温:10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
今シーズンはコートがメジャートレンドです。
2013年を冬のコートトレンドの出発点と仮定し、ベーシック期間からデザイン化への進化の度合いを図り、
未来のあるべきデザインを見極めるために、様々な角度からコートトレンドを眺めています。
”流れを読む”ことは重要で、デザイナーとして「その先の世界を想像する」ことと同義であるからです。
「流れを読んで仕掛けて待つ」。ただ流行に乗るだけでは無意味なのです。
さて、今回の話題は「ロングコート」です。
着用者層は、ファッションマニア層。(おしゃれ度、ファッション完成度の評価はしません)
おしゃれなコートルックなリーダー層が他に何人もいる中、彼等の姿はフォロワー層にどう映っているか?
を想像し、評価するすることが必要です。しかし未だ今の状況では情報が不足しているため、
目にとめておく事のみとします。
キーワード確認:
「ロング」「ボリューム」は、レディスのシルエットトレンドであります。
ではメンズの「ロング」「ボリューム」とは何だろう?と考える。
未来のデザインを創造するうえで、これもひとつの方法であります。

2014年1月10日金曜日

コートトレンド考察 =ディティール変化=

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コートトレンド考察 =ディティール変化=
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[メンズ]東京・冬のトレンドチェック
期間:2013年12月14日
気温:10度 はれ
対象:アーリーマジョリティ周辺




(・∀・)ノ゛
コートトレンドの進化の過程を眺めています。
今回は「ディティール変化」がテーマ。
一般的にデザインはベーシックからデザイン化へと進むのが通常ですが、
1つだけ適用外のデザインがあります。
それは「袖切り替え」で、スタジアムジャンパーからのインスピレーション。
身頃はウールで袖がレザー(または合成皮革)で切り替えられたデザインです。
今回とり上げるのは「スタジャン風袖切り替え」「インサイドアウト」「手仕事」の3つのテーマ。

1,「スタジャン風袖切り替え」写真左・
身頃素材がウールでは無く、トレンチコート地になっている点に注目します。
いつの型紙で””ベーシック”と”素材載せ替え”の2種類準備、目新しい商品を最初から提案する手法。

2,「インサイドアウト」
2014春のコレクショントレンドでありますが、現在「希少種」にあたります。

3,「手仕事」
この人物の他に高級メンズブランドを着用するファッションアダルト層で同様デザインを2人確認しました。
フォークロアトレンドは不発のシーズンとなりましたが、来季へのヒントにはなりそうです。
写真は配色のブランケットステッチ。

2014年1月9日木曜日

新年のあいさつ


”2014-1996=18 ”


ファッション調査歴が18年になりました。
今までに職質されたり、炎上したり、絡まれたり、変な電話がかかってきたり、何だり、かんだり、
通常の企画ディレクターという仕事の中ではあまり経験できない事を多少体験しているかもしれません。

でもやっぱり週末になると、街にいそいそ出かけて行って、ファッションを眺めている。
そしてオフィスに戻って分析する。新しい発見をする。
・・・この瞬間が楽しくてしょうがない。

街を眺めること。
デザイナーとしてのエクササイズの時期もありました。
でも今はそこから新しい未来を読み取ることが目的です。
今年は ぐんと高い目標設定をしました。
イメージも明確です。

もちろんバリバリリ調査もします。
今年もどうぞよろしくお願いします。