2014年9月25日木曜日

秋のプルオーバー

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秋のプルオーバー
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月20日(土)
気温:21度曇り 14:15~16:00
対象:アーリーマジョリティ周辺




(・∀・)ノ゛
2014秋のプルオーバーは、
1,「スエット」 2,「プルオーバーシャツ」 3,「プルオーバーベスト(スリーブレス)」 の3つに区分できると思います。

1,は2014春の【継続】。
2,が2014夏からの【進化・拡大】。
3,は秋の【登場】アイテムと位置づけます。


以上をイノベーターのベルカーブに配置し直すと、
3→2→1 の順番で商品の鮮度が下がってきます。

「鮮度」は お客の心にダイレクトに影響し、ブランドの将来価値に結実すると考えます。
粗利益はお客から生れ、購買決定権は100%お客が持っていますから、
3つの商品ステータスを理解し、正しくお客に提示できることが大切なんだと思います。

2014年9月24日水曜日

デニムルック確認

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デニムルック確認
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月20日(土)
気温:21度曇り 14:15~16:00
対象:アーリーマジョリティ周辺
 
 
 
 
 
(・∀・)ノ゛
今秋はデニム素材がトレンドとなっております。
恒久的ベーシック素材であるデニムをファッションとして捉えることが難しい昨今ですが、
ファッションリーダー層が着用し始めると、とたんに「おしゃれ素材」として認識し直せます。
これがいわゆる”マインドセットの変化”だと自覚しました。
そして同時に、私の心の変化に大きく影響する媒体が街頭の素人達であることを理解します。
さて、写真の注目すべき点は「3ピ-ス・デニム」である点です(右側)。
デニムシャツ + デニムベスト + デニムパンツ の3点セット。
シルエットは無視します。

ワイドストライプのジャケット・コート

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ワイドストライプのジャケット・コート
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月13日(土)
気温:26度 曇り 16:30~17:30
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
2013年、パンツ、スカート中心に【登場】した「ワイドストライプ」は
シャツ・ブラウスへと広がり、今シーズンはジャケット・コートに適用されました。
今回取り上げる写真は、
男>シャツを羽織る様な軽いジャケット
女>シャツを羽織る様な軽いコート

2014年9月19日金曜日

スポーツミックススタイル継続

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スポーツミックススタイル継続
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月13日(土)
気温:26度 曇り 16:30~17:30
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
秋もスポーツミクススタイルは継続しています。
夏から続く2大キーワードは「ナンバー」と「スポーツシューズ」。
今後アイスホッケーやスノボなどウインタースポーツ(ウエア)からの落とし込み拡大が予想されます。

カラーリングはモノトーンへの傾倒と、その一方でカラー化が進みます。「カラー化」とは
フューチャー&テクノPOPな要素で、2015年春夏を標的(ターゲット)とし、モノトーンルックの中に落とし込まれ広がってゆくイメージです。

以上はマジョリティ用、ベーシックの予測。

自作の評価ツールを使って現状評価&未来予測をしています。
オリジナル(加工される物の元となるもの)は
「プロダクトライフサイクル曲線(ベルカーブ)」と「イノベーター理論」。

その他、幾つかの法則を採用していますが、大きな基礎となるものはこの2点。
アーリーアダプタ層(Early Adopters:初期採用者 市場全体の13.5%)を狙うなら、
評価ツールに従ってまた別のアプローチが可能です。

2014年9月18日木曜日

3Dシアースカート【登場】

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3Dシアースカート【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月13日(土)
気温:26度 曇り 16:30~17:30
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ
秋のシアースカートに注目。トレンドの背景は2つ、
1、素材トレンド「3D」シアー素材の重ね効果。
2、コレクショントレンド「シアードレス」。
であります。

丈はミディからロング。
チュールやオーバンジーをギャザー&フレアーで量感を持たせるシルエット。
色はブラックが多く見られました。

このスカートの着用者層は、ファッションリーダー層でありますが、
ファッションタイプの区別なく広く採用されることと思います。

さて「3Dシアースカート」。
今後の行方はどうなるでしょう?

まず押さえておきたいのが「素材」と「デザイン(ディティール)」の分離。
デザイン(ディティール)トレンドにおいてはリバースイノベーションが起こり得ますが、
原料(テキスタイル)分野においてはその限りでは無い・・・というのが私の現認識です。
つまりデザイン(ディティール)分野はストリート発トレンドは成立しますが、
テキスタイル分野は業界トレンドがトレンドをリードするという事です。

以上の理由で、
素材傾向として「3D」は【拡大】。
アイテム傾向として「シアースカート」は【復活(登場)】。
デザイン傾向として「3Dシアースカート」は【登場】。
という評価をしておきます。

2014年9月17日水曜日

中国・杭州アパレルでのデザインディレクション


”中国市場で勝つには商品開発が何より重要である”というのが私の立ち位置です。
私は現地に深く入り込んで、彼等と共に汗を流すことを繰り返し、インサイダーとなります。






中国企業に足りないことは何で、日本企業に足りないことは何か?
「リバースイノベーション」
その国(地域)ごとに いつも最適な開発技術がある
これが私の答えです。






【リバース・イノベーション】
戦略コンセプト。
新興国から先進国への逆流で、その動きを逃せば市場を失うという主張。
ビジャイ・ゴビンダラジャン
ファッションの場合、
「新興国→ストリートの素人」、
「先進国→業界・デザイナー」とした場合、
「ストリート発トレンド」が業界やデザイナーに影響を与え、市場に影響を与える現象に、感覚的には近いと思います。


【リバース・イノベーション講座】
http://diamond.jp/category/s-reverse
▼【第1回】 なぜ、リバース・イノベーションは、世界中から注目されるのか?――小林喜一郎 
▼【第5回】 リバース・イノベーションは、日本でどのような成果が出ていますか?【対談後編:GEヘルスケア星野和哉×小林喜一郎】
▼【第10回】 日本企業でもできるリバース・イノベーションとは何か?【対談後編:BCG太田直樹×小林喜一郎】 

2014年9月13日土曜日

街頭起点・ベグトップパンツ【拡大】

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ベグトップパンツ【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ





(・∀・)ノ゛
ペグトップパンツとは、ゆったりとした腰まわり、裾へ向けて先細りになったシルエットのパンツ。
腰回りのゆったり感は、ウエストゴム&ギャザーでイージーリラックスに仕立てる方法と、
2タック&ストレートベルトでスラックスっぽく仕立てる方法の、大きく2つに分かれます。
カジュアルブランドは前者を採用し、エレガンスブラウンドは後者を趣向するイメージ。

さて、今回観測したパンツの色は黒が圧倒的多数。
ベグトップパンツに対応するファッションタイプは「エレガント&モード」で、その多くがブラックコーディネートでした。
コーディネートトップスは、ショート丈であること。
「ショート丈のBoxyプルオーバー」「ボディコンシャスなスリーブレス」「ウエストインして着るブラウスやTシャツ」を確認。
足元はヒールの高いサンダル。

2014年9月12日金曜日

ミディスカート急拡大


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ミディスカート急拡大
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
「ミディスカート」は秋のボトムトレンドの1つ。
スカートに限らず全体感としての「丈長トレンド」があり、今後もスカート、ドレス、ワンピース、シャツ、ジャケット、コートなどあらゆるアイテムで拡大してゆくことと予想します。

さてミディ丈ボトムの着こなしは、トップスとのシルエットコーディネートがポイントで、
簡単に言い表すと「正方形と長方形の組み合わせ」バランスにあります。
今回の写真では、ショート丈トップス(ウエストインで面積が短くなっている状態も含める)と、ミディスカートのコーディネートです。

【バランスの確認】
理想的な構成比は身長160cm一般体系の場合、
身体全身を100%した場合:「頭頂~肩 19%」「肩~ウエスト 25%」「ウエスト~脹脛 37%」「脹脛~足 19%」のバランス。
トップス丈とボトムス丈の比率:40%:60%が旬の見映え良いバランスになります。

【素材の確認】
*フェイクレザー
*デニム
*ウール
*ウール混チェック
*シフォン系

【ディティールの確認】
*フレアー
*部分プリーツ
*大きく分量をとったタック
*ギャザー
プリーツのバリエーションが確認できました。

2014年9月11日木曜日

レトロPOPガール

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レトロPOPガール
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
60年代調のPOPな色柄使いのルックに注目。
現在の見解では「レトロPOPガール」は、今秋にベストなルック・テーマでは無く、
来春夏への布石という位置づけであります。
着用者層は「白人」と「ファッションマニア層」。
前者はFNO(ファッションナイトアウト)関連で来日した人達で、
後者は原宿のイノベーターであると仮定します。
鮮やかなピンクやオレンジ、パステル調のラベンダー、サックスなど目新しく映る色が特徴です。
細分化の切り口は他にもありそうですが、まずは大きく塊りで捉え、該当者数増減の推移を眺めることとします。


参考資料:
STYLE.COMの Fall 2014 Trend では、
「Color Therapy」「Rave New World」というテーマが掲げられ、「レトロPOPガール」の未来を占う材料となりそうです。
「Color Therapy」...
Dior、Versace、Balmain、Emanuel Ungaro、Hache、Fendiなど、
「Rave New World」...
Dries Van Noten、Marc by Marc Jacobs、Kenzo、Chanel、Prada、Jeremy Scott、MSGM など、
色柄鮮やかなコレクションが採り上げられています。

2014年9月9日火曜日

Denimジャックバオラー

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Denimジャックバオラー
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
ジャケットを肩に羽織る”Jacket羽織り”に注目。
ジャケットを羽織る人 という意味で、「ジャックバオラー」と命名します。
この現象は一体どこから来たのか?

私の考えるルートは2つ。
1-継続する”ディレクター巻き”トレンドの進化した現象。
2-秋のトレンドワード「”マニッシュ”を着こなし方で表現したもの。

ところで、デニム復活が喧伝されていますが、
比較的ベーシックなデニムウエアを新鮮に着こなす方法として
「ジャックバオラー」は有効だと思います。
偶然にも収集した画像は全てデニム素材でした。
ちなみにメンズでは黑ジャケットの「ジャックバオラー」を複数人確認しています。

デニムジャックバオラーの特徴:
 *ブラックコーディネートにデニムジャケットを羽織る。
 *ブラックドレス(ワンピース)にデニムジャケットを羽織る。
 *デニムパンツを合わせ、デニムonデニムとする。
 *グランジ(ボヘミアン)を意識しつつ、デニムジャケットを羽織る。

秋のハットトレンド考察-2

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秋のハットトレンド考察-2
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ



(・∀・)ノ゛
8月30日の観測レポートで「フェルトハット」を取り上げました。
9月06日の観測で【拡大】フェーズに入ったことを確認しましたので報告します。

形は、つばの広い「ソフトハット(中折れ帽)」が中心ですが、
かつて女優ハットと呼ばれたような「キャペリン(ピクチャーハット)」も意外と存在しており、レトロエレガンス&モードのルックに適用されています。
 今回はさらに、デザインの幅が広がっており、
 「ボーラー」「ベレー」も準ファッションリーダー層(独自評価)に見られました。

「準」というのは、ファッショントレンドを十分理解して押さえているというよりも、
 感覚的に流行を感じ取り、ハットを早期採用したが、自分の好みが大きく反映されすぎ、結果として本筋からずれている状態・・・と定義しておきます。

わざわざ明記する理由は、
今後この様な人種が増加するだろうと思うからです。
追伸
今回、画像は取り上げませんが、
パラッパラッパーのような先のとがったニットキャップも人気ありです。

2014年9月8日月曜日

スキニーパンツ拡大!

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スキニーパンツ拡大!
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年09月06日(土)
気温:27度 曇り 16:20~17:00
対象:アーリーマジョリティ周辺


秋のパンツトレンド、シルエットの調査です。
少しづつ、秋のルックへと変化しておりますが、
秋を感じさせる代表的なアイテムは長袖シャツと長パンツ。
今回はパンツを取り上げ、その中のスキニーシルエットに注目します。

スキニーパンツはビッグシルエットTOPSの良き相棒であります。
シルエットコーディネートで見てみると、
春夏はショートパンツを合わせる「ビッグ&ショート」の組み合わせ。
秋はスキニーパンツを合わせ「ビッグ&タイト」または「ルーズ&フィット」で新しさを出しています。

その一方で、ボディフィットのトップスにスキニーパンツを合わせるシルエットが浮上。これはレディストレンドと合致しています。(写真下段右端)

そして予期せずモノトーンルックで写真がまとまってしまいました。






 
 

2014年9月3日水曜日

デニムルック浮上! 秋立ち上がり

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デニムルック浮上! 秋立ち上がり
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2014年08月30日(金)
気温:25度 曇り
対象:アーリーマジョリティ


(・∀・)ノ゛
30度を切る日が8/30(土)時点で一週間続きました。
(水・木曜日は23度、金・土曜日は25度でした)
よって8月の最終週は、秋の立ち上がり実態をチェックするのに適した環境でした。
幾つかのキーワードが浮上していますが、今回取り上げるのは「デニム」。
雑誌やメディア等でも採り上げられているようですが実態はどうか?


新しい感覚として感じたのは”テンセルデニム(風)”の素材使い。
エレガンスミックス系において、素材で差別化されています。

また今回の調査で共通していたのが「マニッシュ」の導入。
取り入れ方はデザインディティールであったり、グッス等のアイテムであったり。
「メンズブーツ風」「ごつい腕時計」「サスペンダー」がマニッシュを象徴するワードとして挙げられます。

2014年9月2日火曜日

”黒無地さん”トレンド未来を想像する

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”黒無地さん”トレンド未来を想像する
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年08月30日(金)
気温:25度 曇り
対象:アーリーマジョリティ周辺
 
 


全身を1つの色でまとめる、”ワンカラーコーディネ-ト”または同一のトーンでまとめる
”ワントーンコーディネート”は2015年春の注目要素のひとつ。
いっぽうで白や黒のモノトーンルックが2014年夏から秋にかけて、別途存在・継続しております。
言い換えると”ワントーンコーディネート”を未来の傾向・定性情報とし、”ワンカラーコーディネ-ト”を過去の実積・定量情報として採用することができそうです。
以上を踏まえ、今回は「黑無地さん」(ワンカラーコーディネ-ト)の実態をおさえておきます。


さて今後の展開(広がり)として考えられることは何でしょう?
例えば「スポーツ」というテーマを追加してみる。
そうしますと、
1、”無地ストライプ柄の入ったワンカラーコーディネート”
2、トーン違いでビッグロゴや数字の入った”ワントーンコーディネート”
などのカセットが出来あがります。

今度は自社のシーズンテーマMapを使って顧客の○○さん(ファッションリーダー層であること)
の顔を思い浮かべ、彼等が”欲しくなりそうだ”とか、 ”喜ぶ顔”が見えたらば、
そのデザインは”良し”と言えるでしょう。