2016年1月27日水曜日

訪日外国人のコスプレ・ウオーク【復活】

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訪日外国人のコスプレ・ウオーク【復活】
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[訪日外国人]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月16日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00










































それぞれ思いのコスチュームに着替えて、街歩きを楽しむ
訪日外国人の”原宿ストリートウオーク”が復活しています。
2011年の震災前をピークに一時は消滅状態に陥りここ1-2年の間で復活・拡大傾向を感じます。

要因は複数あると思いますが一つは、ハロウィンを象徴とする仮装イベントが一般層にまで浸透してきたというマインドの変化があると思います。
そしてそれを受け入れる外国人フォロワー(またはリーダー)の存在と広がり。
また世界へ拡散されるハード(機器)・インフラの進歩。ソフト・ヒト・ハードの合致。
2011年と比べてトレンドを下支えする環境は明らかに変わりました。

ここで個別にファッションをチェックすることも無いと思いますので、
まずはこの現象をメモし、この先どういう世界が広がってゆくのだろうか?と少しだけ想像を膨らませてみます。

直ぐに思い描くのは ”レンタルファッション”の現状と未来像です。
ファッションを楽しむ機会=コスチュームウオーク という地域性を味方につけた価値感を提案してみるのも面白そうな気がします。

2016年1月19日火曜日

ファッジ系EUカジュアル【登場】

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ファッジ系EUカジュアル【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月16日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:204人
標本数(n):3人










































雑誌「ファッジ」に見られるEUカジュアルを彷彿とさせる様なルックが新鮮に映ります。
タイプは3つ。
細身でシンプル&スタイリッシュな1.「フレンチカジュアル」、
イギリス・ロンドンが発祥の、2.「ロッカーズ」3.「モッズファッション」であります。

2015年晩夏を出発地点とし、
1.は、ゆったりめの白Tシャツ+黑スキニーパンツのシンプルなルック。
2.はラーダーズジャケットを羽織り、3.はタートルニットにモッズコートを羽織るルックに着替えたイメージです。
以上が現在位置の確認。

そして今回キャッチしたのは以下3タイプ。
1.「マリンミックス」
2.「英国調クラシックスタイルインスピレーション」
3.「ビッグシルエット&ミリタリー」

1は2016年SSコレクショントレンドで、2は2016年1月・原宿の【拡大】テーマであり、
3は2016春に向けて拡大が期待できるテーマであると考えます。

2016年1月18日月曜日

デニムセットアップ【登場】

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デニムセットアップ【登場】
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[男女]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月16日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:258人(男204・女54)
標本数(n):5人








































ストリートとビジネスの現場を照合してみると、
デニムにまつわるトレンドが遂に本気モードに突入したように映ります。
過去の経験を振り返ると顧客都合と企業都合が合致するとそこには大きな市場が形成されました。事物はタイミングですから流行の「早い・遅い」や「私はもう飽きた」等個人の感想は排除して冷静に現状を把握する必要がありそうです。
さてファッションの領域に戻り調査で感じたことをメモします。

今回観測したデニムセットアップの人数は男女合わせて260人中5人でした。
比率にすると2%弱で、「ファッションおたく」の領域であります。

いっぽうワークトレンドを背景に「デニムのオーバーオール」が新鮮アイテムとして登場ステータスにあり、過去の実績である「デニムセットアップ」は、私の目か見ると、
イノベーター層からアーリーアダプタ層へと受け継がれ、”16%の溝(キャズム)”を乗り越え
マジョリティ層(マス市場)に入るかどうかの瀬戸際の段階に入ったように見えます。

以上が「デニムにまつわるトレンドが本気モードに突入した」ように映った理由で、
「デニムセットアップ」はその象徴的ルックの役割を果たすのだと考えます。

2016年1月15日金曜日

綿系コート【春の先行指標】

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綿系コート【春の先行指標】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月09日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母集団N:116人
標本数(n):8人









































綿絡み系素材のコートの存在が意外と多いことが気になりましたのでメモします。
今回キャッチしたのはショップコートとトレンチコート。モッズコートを除外しています。
両者はどちらかと言うと、季節の変わり目(端境期)に登場するアイテムであります。
1月は1日から最高気温12度を上回る日が続いていたこともあり、春の先行指標として眺めるのが正しいのかもしれません。

この日の綿系・綿絡み素材のコートは116人中8人で、比率にすると7%でした。

観測時期ともうひとつ、モッズコート等のミリタリー系コートを除外したマイナス環境下ての数値ですから高い比率である様に思います。


2016年1月14日木曜日

クラシック・エレガンス【登場】

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クラシック・エレガンス【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月09日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母集団N:116人
標本数(n):11人















































英国調の伝統に培われた普遍的テーラードスタイルを彷彿とさせる様なルックを総称してクラシック・エレガンスとします。
そして原宿ストリートにおけるクラシック・エレガンスは、様々な要素がミックスされたスタイルであることは間違いありません。
よって人によって解釈が異なることがネックであり、裏返すと
「どこに重点を置いて見るのか?」その”重み付け”が成果に繋がるポイントとなる様に思います。
さて話を戻して、「エレガンス」というスタイルは、
現在主流を占めている「カジュアル」に相対するものあります。
本来スタイルであるにも関わらずエッセンスとして取り入れられている現状を再度メモしておきます。
今回確認したクラシック・エレガンスは11名(9.5%)でした。
まだファッションリーダー層の領域内にあるスタイルの様です。
以下、特徴量を記述しておきます。
(特徴量とはクラシック・エレガンスの概念を特徴づける変数のことです)
細身のチェスターコート、タートルセーター、モノトーンを基調としたカラーコーディネート、
スラックス、ドレスシューズ。





2016年1月13日水曜日

オールインワン【登場】

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オールインワン【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年01月09日(土)
気温:10度 晴れ 13:30~15:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母集団N:116人
標本数(n):2人




メンズ中心に「ワークウエア」インスピレーションに注目しています。
2015年8月25日に原宿で発展傾向を観測し当ブログでもレポートしています。
2016年春、Gシャン、デニムシャツはマジョリティ層へ拡大すると予想されていることと思いますが、
ワークウエアテーマの新しいアイテムとして「オールインワン」を取り上げます。
今回確認したオールインワンルックは116人中2名。
比率にすると1.7%で、まだイノベーターズアイテムである様です。
写真左端:オリーブグリーンの”つなぎ”。サングラス+オールパックで60年代頃のロックンローラーテイストがミックスされた印象。
写真中央:ビッグシルエットが特徴のワークルック。今の空気感を最も反映していると思います。
写真右端:ストリート系。ただしオールインワンでは無く迷彩スエットのセットアップです。


 


**過去の関連レポート**
2015年8月31日 - ワークルック【登場】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2273
2009/05/28[ストリート] ワーク調シャツスタイル
http://www.apalog.com/street_research/archive/902
2009/03/02[ストリート]Gジャン復活の春! @ワークスタイル
http://www.apalog.com/street_research/archive/648