2016年4月30日土曜日

デニムコート【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年04月23日(土)
気温:22度 晴れ 13:30~14:40
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:103人
標本数(n):5人
































































今シーズンはデニムが素材トレンドでありますが、アウター展開、とりわけ
スプリングコートへのデニム適用に注目できます。
デニムコートは3月から継続ウオッチの対象としており、今回
まだ増加の幅は小さいですが、拡大傾向にあると判断しました。

この日のデニムコートの出現率は4.9%。

4月後半、気温20度を超える日が続く様になった頃より、
Gジャンが圧倒的強さを見せています。
またワンピース、オールインワン、サロペット等
デニム使いはあらゆるアイテムに展開されつつあり、
デニムコートはその勢いに引っ張られているようにも見えました。

2016年4月29日金曜日

ブラウス素材風カーディガン【登場】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年04月23日(土)
気温:22度 晴れ 13:30~14:40
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:103人
標本数(n):3人



























































昨年2015春はニットのロングカーディガンがトレンドアイテムでした。
14Gの天竺地や16Gの総針など繊細で高級感あるタイプのものが30代中心に支持されている様に感じます。

さて今回は20代も含めた新傾向。
今年はポリエステルや化合繊のブラウス地を使ったカーディガン(またはカーディガン風)が目新しく映ります。

この日の「ブラウス素材風カーディガン」出現率は2.9%で、
イノベーティブアイテム(革新的アイテム)に位置づけられる状態ではありますが、
昨年の実績と、今シーズン幾つかのトレンド要素に沿ったデザインであることから、
要注目アイテムとして今後の推移を眺めてゆこうと思います。

素材が透ける様に薄くて軽い点がポイントで、
夏の羽織り用途が考えられ、70年代(ボヘミアン)テーマにも合致しています。

2016年4月14日木曜日

春のカラートレンド”赤”【登場】

[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:女133人・男138人
標本数(n):赤女11人・赤男13人











































春のカラートレンド第2弾は「レッド」です。
スタイリングにおいてカラーアクセントとしての役割を果たしているようです。
そしてこれは男女共通のもので、女8.3%の出現率、男9.4%の出現率でした。




2016年4月7日木曜日

スポーツウエアミックス【登場】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:138人
標本数(n):5人
























































スポーツウエアを取り入れたルックに注目します。
男女共通トレンドでありますが、着用者がファッション層とは異なる人達であったり、
高校生だったり、外国人観光客風だったりと、引っかかる点が幾つかあります。

スポーツミックスの対象アイテムは、
トラックジャージー、切替のウインドブレーカー、スポーツブランドのロゴ入りスエットで、
スニーカーやバッグ等グッズは除外しています。

上記の条件で、この日の「スポーツウエアミックス」出現率は3.6%でした。
数値だけ見るとアーリーアダプタ(初期採用者)の範囲であります。
バスケットボールショーツやメッシュのタンクトップなど、数年前に近似トレンドがあった様に思います。

2016年4月6日水曜日

ビッグサイズのカットソー【拡大】

[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:138人
標本数(n):8人
























































トレンドがベーシックからデザイン化へと、勢いは加速している様です。
我々はこの現象を、オーセンティック(原型・本物)からの ”離散トレンド” と表現しています。

さて今回取り上げるのは「ビッグパーカー」と「ビッグロングT」。
両アイテムとも無地または定番的デザインが主流で、シルエットの劇的変化によって
旬のファッションが成立しています。(シルエットによる離散)

コーディネートシルエットは、ビッグトップスに対してフィットボトムの組み合わせが最も多く
ビッグトップスxビッグボトムは一部のファッションリーダー層に留まります。

SNSでビッグサイズの関連ワードを検索してみましたが、現時点では話題の絶対数はとても少ないことと、韓国ファッション系での投稿が目についたことを取り上げておきます。

この日確認したビッグサイズのカットソーは138人中8人で、出現率5.8%でした。(レディスは8.3%)
現時点ではファッションアイテムの領域にありますが、今後上昇し、夏のビッグTシャツで
一気にピークにまで達するのではないかと思っています。


 

2016年4月5日火曜日

デニムコート【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:133人
標本数(n):7人











































































今春はデニムトレンドであります。
コートにもデニム素材使いが現れ、その数は少しづつ増加しています。
この日確認したデニムコートは7人で、出現率5.3%であります。

最近の傾向として、「メンズの離散トレンドがレディスに飛び火する」という現象があり、
デニムコートに関しても同じことが言えるかもしれません。
(当レポートを、アイテムで切り取り男女で比較している理由)

たとえば集計対象に「デニムアウター」を加えると
 メンズの出現率は0%から2.2%に上昇し、
レディスの出現率は5.3%から7.6%に上昇します。
 昨年秋から遡って現在の比率を眺めると メンズ離散トレンド であることがわかります。

 単品(Parts)、組み合わせ(Combination)、総合(Gross)。
 需要予測における変数入力 に差があらわれる部分で、ここは重要な差別化要因であると考えています。

これら分析結果のアウトプットは、
1.販売最適化:「レビューの上位表示ワードの特定」、「キャンペーンへの適用」、
2.商品開発:「MDへの適用」「デザインへの適用」
などです。


2016年4月4日月曜日

スカジャン【拡大】

[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2016年03月29日(火)
気温:17度 晴れ 14:20~15:25
対象:アーリーマジョリティ中心
母集団N:133人
標本数(n):7人


 




















レディスの「スカジャン」が拡大フェーズにあります。
この日の出現率は5.3%。先週比2.2ポイントの上昇です。

面白いのは、出現率を推移で眺めると、
メンズは減少傾向にあり、レディスは拡大傾向にあるという事。
これはMA-1にも同じ現象が現れております。相対で見ると以下のイメージ。

1-メンズは、出現率5%前後の小規模トレンドが、長期間持続し、10%代をピークに離散する。
2-レディスは、前半はメンズと同じですが、持続期間が短期で、出現率20%代をピークに離散・消滅する。であります。

 「離散する」の意味は、”デザイン化”を指しています。
MA-1で例えると、離散化(デザイン化)によって、オーセンティック(本物・原型)の領域から散りぢりに変化してゆくさまであります。

この現象はメンズの方が激しく、ここがメンズトレンドは変化の幅が小さく(細かく)が分かりにくいと言われる所以かもしれません。

レディス領域への利用:
マニッシュテイスト、ボーイッシュテイストを強く持つブランドは特に「メンズの離散トレンド」を
活用することで、ソーシャル起点の先行提案が戦略的に行えるかもしれません。