2015年10月30日金曜日

ダークカラー配色チェック【登場】

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ダークカラー配色チェック【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月24日(土)
気温:22度 晴れ 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):70人



(・∀・)ノ゛
10月の格子シャツ、最終トレンドを確認しておきます。
9月はオンブレチェックがファション層で登場し10月に拡大傾向を見せております。
そして新たに注目すべきが「沈んだ色柄のチェック」です。
”ダークカラー配色チェック”という括りでまとめてみました。

色系統は大きく分けると3つで、
1「ブラック系」、
2「グリーン系」、
3「ワイン系」
です。

「ブルー系」が確認できなかったのが不思議でありますが今回はそうでした。
3系統の中で来シーズンに注目すべきは「グリーン系」であります。
これは男女ともに言えることで2016年春夏コレクションでその気配を感じることが出来ました。

2016秋は「ブラウン系」配色チェックも注目で、今シーズンのオレンジ色を含め、配色が組まれた新鮮チェック柄に期待できると思います。

「グリーン系」は ”ブラックウオッチ”とその進化バリエーションの提案がキモで、
グリーンの色味をシーズンに沿った色味に変化させることが重要であります。

2015年10月29日木曜日

秋のトレンド3色【拡大】

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秋のトレンド3色【拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月24日(土)
気温:22度 晴れ 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
レディス母数(N):40




























































(・∀・)ノ゛
2015年10月のアクセントカラーは3つ。
1.グリーン、2.オレンジ、3.ワインレッドです。

9月のトレンドカラーは「カーキグリーン」、
10月は「ベージュ・ブラウン」がベーシックカラーの領域で伸びてきた印象があり、それが
アクセントカラーの動向にも関係していると思います。

以上 今回は数値化しないで、現象を感覚的にメモするに留めます。
この中で2016年にマス層へ繋がる色は「グリーン」。
2016年春夏Womensコレクションにその潮流を感じます。

カラーコーディネートで見ると、
ベージュ・ブラウン系とグリーンの組み合わせが新しい。
現在は ブラックボトム + カラートップス のカラーコーディネートがマストレンド。


2015年10月28日水曜日

スエット【拡大】

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スエット【拡大】
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[メンズ・レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月24日(土)
気温:22度 晴れ 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):108人
標本数(n):13人



(・∀・)ノ゛
プルオーバートレンドが続いています。
レディスでは特にシルエット変化が顕著で、ボクシー&ショートに70sテーマに沿った進化が見られ、一方では身体を包み込む様なリラックス・ビッグシルエットが継続しています。

メンズにおいても大きく見れば同様の流れがありますが、
もっと外観には分かりにくい形でシルエットが変化しております。
たとえば、
クルーネックプルオーバーの衿幅を例に取ってみます。

2014年(実績)-2015年(実績)-2016年(予測)の数値は、
2.8cm - 3.0cm - 3.2cm となります。

2mmづつの進化が売上(結果y)を左右する変数xで、ここを押さえておかねば
お客様の共感の輪からはずされ、知らぬ間に衰退の道を歩くことになるのだと思います。
ここでいう変数は、≒変化です。継続して眺め続ける事で見えてくる小さな変化です。
そして変数はいくつもあり、こまめなチューニングが必要なんだと思います。

スエットの変数:
シルエット変化→ボクシー(ドロップショルダー)
衿型変化→ボトルネック、ハイネック、パーカー
カラー変化→ダークカラー(グリーン、Dブルー)





tweet:
【デザイナーの定点観測-3】
コレクショントレンドも説明変数のひとつです。
原料・テキスタイルトレンドも数ある説明変数の中の部分。
ポイントは、複数ある変数をお客様に合わせて調整することだと思います。

2015年10月27日火曜日

ニットルック【登場】

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ニットルック【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月24日(土)
気温:22度 晴れ 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):70人
標本数(n):10人





















































(・∀・)ノ゛
ニットの1枚着に注目。
今シーズンはハイゲージが無く、いきなりミドル~ローゲージが登場しています。
気温の影響では無く素材トレンドによるものです。
昨シーズンもローゲージニットがトレンドでした。今シーズンの進化ポイントは
”シルエット変化”と”衿型変化”であります。
ドロップショルダーになる「ボクシーシルエット」、クルーとハイネックの中間くらいの「ボトルネック」が新しく、1枚着に向いています。
また「タートルネック」はもう少し一般層向けの新鮮ディティールとして期待できます。

”ニットの1枚着”は、
メンズファッション層 70人に対して10人、14%存在していました。
(ファッション層=初期採用者13.5%+前期追随者34%の合算)


来年に繋がるキーワード:
1.ダークカラー(特にグリーン、ブラウン)
2.ローゲージプルオーバーの拡大
3.ホワイトニット(ローゲージ)
5.ボクシーシルエット(ドロップショルダー)
6.衿型変化・・・ボトルネック、ボタン明きタートル
7.エスニック柄(ダークカラーボーダー、幾何)
8.ファンシーニットの拡大(ブークレ等)




 


tweet:
【デザイナーの定点観測-2】
提案した商品(設定した変数)と
結果(売上)とを照合する意味は、
最も効きの良かった変数を知ることと、売れるデザインのツボを見つけるということです。
(ツボ≒アルゴリズム)

2015年10月26日月曜日

ジャケット【拡大】

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ジャケット【拡大】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月24日(土)
気温:22度 晴れ 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):70人
標本数(n):7


(・∀・)ノ゛
Gジャン、ブルゾン、ミリタリー、ワーク・・・街はカジュアル化が進むいっぽうで、
トラッドエレガントなテイストも支持されているようです。
後者を象徴するアイテムがジャケットで、今回はジャケットルックを取り上げ状況をチェックしてみます。
この日のメンズ母数70人に対して、
ジャケットルックは7人。
10%の比率で、10人に1人がジャケットルックであったことになります。
(母数はファッションリーダー層47.5%が対象です)

ジャケットのデザインを個別に見てゆきますと、
1.ブルーのジャケットは、ピークドラペルであるのが特異点。
2.グレーのセットアップは、シャツジャケットの様なデザインであるのが特異点。
3.ブラックのジャケットは、肩に掛ける着方であるのが差別性。
4.ネイビーブレザーは新たな【登場】アイテムで、タートルインナーとのコーディネートが新鮮に映ります。



 
 
 


tweet:
【デザイナーの定点観測-1】
デザインの重回帰分析≒表現。
変数の設定力が重要で、
変数≒変化とすると、変化は定点観測の中で見える様になります。

2015年10月23日金曜日

バックプリントに注目【登場】

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バックプリントに注目【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月17日(土)
気温:20度 曇り 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):106人
標本数(n):4人










































(・∀・)ノ゛
アウターのデザイン(ディティール)進化のひとつの芽として”バックプリント”を取り上げておきます。
カラーレス、カーディガン風、ロング着丈とは別の新しい芽であります。

バックプリントの対象アイテムはコーチジャケット、ショートブルゾン。
またカットソーアウターとの相性も良いと思います。

プリントの種類は、
1.ブランドロゴ、2.ワンフレーズメッセージ、3.アイコンです。

ここでメンズファッション市場全体の空気をおさらいしてみますと、
シンプルでベーシックなルックが昨今のメンズ基本形で、
ニューベシックという言葉に象徴される、ライフスタイルに沿った新しいファッションの提案が重要であります。

その基礎の上に立って「カラーレス」「カーディガン風」「ロング着丈」、そして「バックプリント」
というデザイントレンドを押さえておかねば共感の輪から外されてしまうのではないかと思います。





Tweet:【予測の自動化】とは
データ自身を予測するということ。
パターンの取り出し方を研究するマシンラーニング。
過去のデータを使って確率論的に予測精度を上げる。という事では無くて、
人間の能力を超えた領域で、未知のパターンをマイニング(発掘)する。

2015年10月22日木曜日

ニットプルオーバー【登場】

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ニットプルオーバー【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月17日(土)
気温:20度 曇り 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):106人
標本数(n):46人



(・∀・)ノ゛
10月に入ってニットのプルオーバールックが登場しています。
「プルオーバー」というくくりの中ではカットソー地が中心でありますが、
11月以降の芽と次年度の参考値としてニットプルオーバーを取り上げておきます。

この日キャッチしたニットプルオーバールックは6名。
「アウターを着用しない人達の中のニットプルオーバー比率」で見ると、
46人中6人。13%になります。

今シーズンの特徴は今からミドルゲージ~ローゲージである点です。
また 1枚で着て存在感のある”カラーニット”という切り口と ”変化球ケーブル”の様な
今まで市場で見なかった様な変わった編み地柄の表現が広がってゆく様なイメージが浮かびました。

























tweet:【トレンド予測の客観性-2】
良い回帰モデルを求めるには変数の選び方が決め手となり、
変数を選ぶのは個人の能力に依存するクリエイティブな部分で
≒表現となる。

2015年10月21日水曜日

クルーネックプルオーバー【拡大】

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クルーネックプルオーバー【拡大】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月17日(土)
気温:20度 曇り 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):106人
標本数(n):46人






















































(・∀・)ノ゛
9月のホットアイテムがシャツとすると、10月のホットアイテムはカットソーのプルオーバー。
今回はその中のクルーネックプルオーバーに焦点を当てレポートします。

この日はアウターを着ていない人物が46名、全体の43%居て、
そのうちカットソーのクルーネックプルオーバーを着ている人は13名でした。

46名の内訳は、シャツ16名、ニット11名、パーカー6名、プルオーバー13名、
アウターを着ていない人達の10人中 2.8人がプルオーバー姿であったことになります。

ここからは想像ですが素材について、
写真を見ると従来の裏毛(スエット)トレーナーに加えて、今シーズンは
ダブルフェイス、ボンディングが新たに加わっている様に見えます。
そしてそれがカットソープルオーバーのデザイン進化と拡大に貢献しているのかもしれません。

シルエットはドロップショルダーのリラックスシルエットが今の気分で、無地が中心。
ワンポイントは2015春夏のスポーツミックスからの流れを受け継ぐイメージ。
プリント物は「アメトラ」、「90sストリート」等ジャンルを逆算してブランド特定してゆきます。

もうひとつの傾向は素材の組織変化・凹凸感で、
ニットの編み地柄変化トレンドをカットソーに求めてみるイメージ。
2重編み組織でリップルボーダーやタック編み、袋編みなどを使って柄を作ります。


























tweet:【トレンド予測の客観性】
重回帰分析で説明すると、予測は変数の設定が重要。
私は変数=変化と考えていて、リサーチを継続することによって小さな変化(変数)が分かる様になる。

2015年10月20日火曜日

レザージャケット【再登場】

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レザージャケット【再登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月17日(土)
気温:20度 曇り 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):106人
標本数(n):





















































(・∀・)ノ゛
秋のジャケットトレンド考察。
先週はライダーズジャケットを取り上げました。
今週は素材トレンドのひとつとしてのレザー、レザージャケットを取り上げてみます。

10月はジャケット、ブルゾンが羽織アイテムの主流を占め、
ジャケットの内訳は、Gジャン、テーラード、そしてレザージャケット、他に分かれます。

レザージャケットに焦点を絞ると裾リブの付かないライダーズタイプが主流であります。
先シーズンはダブル前たてが【登場】段階で、今シーズンはスポーティなシングル前たてタイプへの広がりで、レザージャケット全体としてもう少し【拡大】できる可能性を感じます。

今回の調査では、
アウター系合計63人中、7人がレザージャケットを着用していました。
比率にすると11%。10人に1.1人の着用率です。

さらにドリルダウンし、
「ジャケット系」カテゴリーにおけるレザージャケットの比率で見てみると、その数値は16%。
1.ブルゾン26%、2.Gジャン23%、3.テーラード19%、4.レザージャケット16%、5.その他16% のシェアになります。

着用者層は前期マジョリティ層34%以前が中心。
この状況を見てもレザージャケットの拡大余地はあともう少しありそうな気がします。




























tweet:【個人と企業の情報格差】
アパレルデザイナーやバイヤーが知らない情報を、すでに個人が持っている時代。
今後格差はますます広がり、情報についてゆけない企業やデザイナーは死ぬ。
かもしれない。

2015年10月19日月曜日

Gジャン【拡大】

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Gジャン【拡大】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月17日(土)
気温:20度 曇り 15:00~16:00
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):106人
標本数(n):6人


 
 


(・∀・)ノ゛
秋のGジャン最終トレンド、現在の状況を把握しておきます。
男女ともにGジャンは拡大フェーズにあります。

これはGジャンに限ったことではありませんが、ショートジャケットを
「肩に掛ける」着こなし方が旬のトレンドであります。

そしてGジャンを肩に掛けたファッションリーダー層の姿は多数確認できる状況で、
今後マス層に広がる余白が大きくある様に感じます。

今回の調査では、
アウター(ジャケット、ブルゾン、アウター、コート)63人中、10人がGジャンを着用していました。
比率にすると16%。10人に1.6人の着用率です。来年の予測値は2.0人位まで、0.4ポイントが伸び代です。

素材は、生地に洗いがかけられていない(未洗い)リジッドデニムrigid-denimが新しい。
形はベーシック主体ですが、今後のデザイン進化予測としては、
「衿なし」「ロング着丈」を挙げておきます。

コーディネートボトムは「テーパードスラックス」と「スリム/スキニーパンツ」の2タイプ。



 



過去のレポート:
●2015/08/30 Gジャン【再登場】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2272
●2015/02/26 デニムジャケット(Gジャン)【再浮上】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2212
●20150210 ボア切り替えGジャン【登場】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2205



tweet:【ストリートトレンドの調査・分析】
アルゴリズムを発見する段階と、データを入力し実務で回して行く段階がある。
両者は本来 異なる仕事なのだけれど一人でやるしかない。

2015年10月16日金曜日

ライダーズジャケット【再登場】

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ライダーズジャケット【再登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月10日(土)
気温:20度 曇り 14:40~15:45
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):64
標本数(n):4



(・∀・)ノ゛
アウターを肩に掛ける着こなし方がトレンドであります。
9月がGジャンとショートブルゾンの肩掛けだったとすると、
10月に入ってからの肩掛けアウターは ライダーズジャケットが新鮮に映ります。

対象ルックは全身を黒いアイテムでまとめる「ブラックファッション」と、
もう少し大衆(マジョリティ層)受けしそうな「ロックミックス」。

ライダーズジャケットは、昨年の『登場』アイテムで2014年11月にレポートしていました。
当時はレディスのエレガンス系で肩に掛ける着こなし方に注目していたようです。

今シーズンのライダーズジャケットは”肩に掛ける”という着こなし方の目新しさがポイントで
今後このアイテムが拡大するか衰退するのか運命の分かれ目は、着こなし方への共感度合いで決まる気がします。
FBに例えるなら何人が 「いいね」するか。


●参考情報
20141119  ライダーズジャケット【拡大】
http://www.apalog.com/street_research/archive/2176

2015年10月15日木曜日

スマートミリタリー【拡大】

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スマートミリタリー【拡大】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月10日(土)
気温:20度 曇り 14:40~15:45
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):64
標本数(n):14

 




(・∀・)ノ゛
2015秋はミリタリーテーマで始まり10月も継続・拡大しています。
ひと口にミリタリーと言っても実際は幾つかのタイプに分かれますが、
今回は「スマートミリタリー」に注目します。
スマートとは、すらりと細身で洗練されたルックをさします。

ボトムは細身のスキニー、タイトシルエットである点がポイントで、
アウターにミリタリーを取り入れたミリタリーミックスのコーディネートです。
この日の観測では、ミリタリーミックススタイル比率は22%。
ファッション層全体で10人に2人がそうであったことになります。

今回の注目アイテムは
「ロング着丈のMA-1」「ミリタリー色のジャケット、コート」「カバーオールジャケット」
「オーバーシャツ」。

2015年10月14日水曜日

衿なしアウター『登場』

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衿なしアウター『登場』
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月10日(土)
気温:20度 曇り 14:40~15:45
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):64
標本数(n):4



(・∀・)ノ゛
「カラーレス(衿なし)」ディティールがジャケット・アウターカテゴリーにも広がり初めています。
この日のアウター全体における”衿なし”比率は 6%でした。
原宿ファッション層の10人中0.6人が衿なしアウターを着用していたことになります。

こっこで言う「アウター」の範囲は、ジャケット・アウター・ブルゾンの3種類。
”衿なし”の定義はネックライン(衿ぐり)に何もついていない状態で有ること。
例えはMA-1等のリブ付は”衿なし”では有りません。

”衿なし”アウター出現の理由を問われれば、インナーのネック形状変化を理由に挙げる場合が多いと思います。
象徴アイテムが「タートルインナー」。そして「スタンドカラーシャツ」。
トレンド発信という視点ではこの見解が正しいと思います。

いっぽう街では着こなしの多様性も見られます。
”着こなし多様性”は衿なしアウター拡大の度合いを占う上で重要な値になりますから、
コーディネートアイテムとセットでウオッチしてゆこうと思います

2015年10月13日火曜日

ニットキャップ【登場】

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ニットキャップ【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年10月10日(土)
気温:20度 曇り 14:40~15:45
対象:アーリーマジョリティ中心
メンズ母数(N):64
標本数(n):26
 
 





(・∀・)ノ゛
秋本番 メンズの帽子トレンド確認。
少し振り返ると9月頃からフェルトハットがファッション層で拡大してきました。
現在もフェルトハットは拡大中ですが新たにニットキャップが登場している点に注目し、まずは現状を簡単に押えておきます。

今回は原宿のファッション層を対象にパレート図を使って帽子の着用実態を数値化してみます。

母数64人に対して帽子着用者数が26人、ファッション層の37.5%が帽子を被っていたことになります。帽子の種類内訳は、フェルトハット系が50%を占め、ニットキャップは25%でした。

評価:
トレンド主役が「フェルトハット系」でネクストトレンドが「ニットキャップ」。
2タイプで全体の75%を占めています。(集中している)
人気アイテムの集中化傾向の度合いが数値化できたことと、
次の1手はニットキャップであると予測できました。
以上は、「リスクの評価」と「利益の構築」とニアリーイコールの作業であると考えています。

2015年10月8日木曜日

オンブレチェック【登場】

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オンブレチェック【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年09月26日(土)
気温:23度 曇り 13:40~15:10
対象:アーリーマジョリティ中心
母数: 66名


(・∀・)ノ゛
秋のシャツ・チェック柄の傾向を確認します。
「オンブレ」は昨年にもトレンドワードとして存在していましたが、いまひとつ盛り上がりに欠ける印象がありました。
期待されていながら結果が出ていない・・・
こういうワードほど次シーズンに期待できるというのが昨今の傾向で、ヒットアイテムは前段階を含めると長い時間をかけてピークに達しおり、実はロングテール的であると感じる理由です。

話し戻って、
今シーズンのチェック柄は「オンブレチェック」が新鮮で、カラーは「白黒」「赤黒」の2タイプに注目します。
今後はネル素材のダークカラー配色、シックカラー配色が増加すると予想します。

2015年10月5日月曜日

チェックシャツ【登場・拡大】

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チェックシャツ【登場・拡大】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年09月26日(土)
気温:23度 曇り 13:40~15:10
対象:アーリーマジョリティ中心
母数: 46名




(・∀・)ノ゛
今秋、レディス市場でチェックシャツが登場・拡大しています。
素材トレンドとしてのチェックは既にパンツ、スカート、トップスなど多くのアイテムに使用されメジャー化していますが、今回のチェックはシャツである点がポイントです。

アウターを除外した中軽衣料全体の中でチェックシャツの占める割合は17.8%。
原宿ファッション層の10人に1.8人がチェックシャツを着用しているイメージです。
(ひざ丈以上長いチェックシャツは除外。腰巻きシャツは加算しています)

柄の特徴は ベーシックトラッドであること。
1リピート15cm位の柄サイズで、左右対称の安定した柄ですね。

ちなみに来シーズンは「イレギュラー」「コンビネーション」がテーマに入って来ますから、
ここを出発点にして 今後の変化を予測するとデザインワークに地に足ついています感があって良いかもしれません。

オレンジブラウン【登場】


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オレンジブラウン【登場】
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[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2015年09月15・19・26日集計
気温:25・27・23度
対象:アーリーマジョリティ中心
母数: 473点


(・∀・)ノ゛
2015年秋の登場カラーとして オレンジブラウン を取り上げます。
オレンジとブラウンの中間あたりの色相である点がポイントです。
今回はブラウン味のあるオレンジと、オレンジ味のあるブラウンの2色。

フォークロアテーマを背景とした色であると思いますが、
実際は比較的ベーシックなデザインのアイテムに旬のテーマを感じさせる要素として、
オレンジブラウンが採用されていると見ても良さそう。

現在オレンジブラウンはレディス特有のカラートレンドで
メンズの着用者数は極めて少数に限られています。

大雑把ですが9月集計で比率を見ると、
アイテム全体の母数473点に対してオレンジブラウン色の割合は3.2%程度でした。
100人中、3名しか居なかったことになります。
新しい色は目に付き易く印象に残り易いですが、実数を数えると現実が見えてきますね。

2015年10月2日金曜日

スタンドカラー【再登場】

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スタンドカラー【再登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年09月26日(土)
気温:23度 曇り 13:40~15:10
対象:アーリーマジョリティ中心
母数: 66名


(・∀・)ノ゛
2015年春にシャツの衿型に維新(変革)が起こりました。プルオーバーシャツの他、
新たに登場した形状は、カーディガン風の「衿なし」と「スタンドカラー」の2つ。
今回は秋のスタンドカラーをチェックしてみましょう。

メンズシャツ全体におけるスタンドカラーの比率は約10.7%でした。
原宿ファッション層のシャツ10人に1人がスタンドカラーを着用している事になります。

素材はデニム、ツイル、ビエラ無地など。
チェック地も確認していますが今回の調査ではキャッチできませんでした。

シルエットの特徴はロング着丈である点。
コーディネートアイテムはショート丈ブルゾンが代表イメージ。

現在はシャツの1枚着姿が多いですが、もう少し気温が下がると着丈の長短(縦のライン)レイヤードになると思います。

今後の見通しは 「ゆるやかな拡大」 です。

2015年10月1日木曜日

色柄ニット【登場】

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色柄ニット【登場】
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2015年09月26日(土)
気温:23度 曇り 13:40~15:10
対象:アーリーマジョリティ中心
母数: 66名


(・∀・)ノ゛
無地系地柄のニットプルオーバーが2シーズン位前からのメジャートレンド。
また”色柄ニット”はコレクション発信トレンドとして
レディス中心にPOPなインターシャ柄や幾何柄がファッション層に見られました。
さて今シーズンはメンズの色柄ニットに注目です。

今回取り上げるのは以下3テーマ。
1.「70s・フォークロア」テーマから来る色柄ニット(写真左)
2.「レトロフューチャー」テーマから来る色柄ニット(写真中央)
3.「アメトラ」テーマから来る色柄ニット(写真右)

では何が新しいのか?
デザインディティール面に踏み込んでみましょう。
1.シーズンテーマ”フォークロア”な柄を 1枚柄風(パネル)に配置している点が新鮮ポイント。
2.原料トレンド”リッチ・ゴージャス”をファーでは無くラメ糸で表現したと思われる点が新鮮ポイント。
3.カラートレンド ”カマイユ配色”で構成されたスクール風のプルオーバーが新鮮ポイント。


コーディネート ボトムシルエットについて触れておきますと、
今秋ボトムには2つのシルエットトレンド「スリムフィット」「ワイド」があります。
この写真を見ると「スリムフィット」が2名居て、「テーパードクロップド」が1名。
後者は2015SSのシルエットトレンドでマジョリティ(メジャー)の安定感があります。