2020年8月27日木曜日

ブラックコーデ・黒ミックスコーデ【拡大】

秋からOMOで認知を広げてゆくため、現在準備を進めているのですが、

現時点でリアル店舗≒リスクと考えている方は多いと思います。


現在も昨対割れを続けている数字と、テレワーク推進圧力の継続と拡大、

果ては巷でうわさの「外に出られない生活」が現実になった時を考えると理解出来ます。


上記に対して当方の考え言うと、当社は現在とにかく認知を広げる時期で、その為の スピードx効率的 な手段を選択するのが良いと考えておりまして、回避可能もしくは良い代替策がセットになっていれば、GO となります。


またOMOの今後について、

個人的には「オンライン接客」の進化・行方に注目しておりまして、単に「店舗スタッフがオンライン接客を行う」「AI接客ツールを導入する」というものでは無いと考えています。




[レディス・メンズ]2020夏 原宿ファッショントレンド

撮影日:2020年08月15日(第33週)

気温:37度 晴れ

母数:100人

標本数(n):29人

出現率:29%





ここ数年間、ブラックコーデ、白黒コーデが継続しているのですが、

この日は何故かいつもに増して新鮮に見えました。


猛暑続きでだらけた気分の中、

黒で締まった装いを見たせいかもしれませんね。


因みに今秋のトレンドカラーにブラックが浮上しています。


現在新鮮に移るのは黒ワンピースですね。

リーゾート風の麻混素材のものや、リラックスしたシルエット、

スモック風ギャザーがあしらっているデザインが浮上しています。


メンズに関しては、「白Tシャツx黒ショートパンツ」など、

見た目が丸かぶりしてしまう率が高まる時期ですね。


差別化ポイントは、柄ものを取り入れる。帽子やバッグ、ソックスなど小物類で丸かぶりを解消するなど。

また、今後マスク=ファッションアクセサリー化すると思うので、

マスクが差別化アイテム(自己表現ツール)として一役担う時代がくるんでしょうね。


例えばゾゾタウンのカテゴリー「ファッション雑貨」の中に「マスク」が作られるなど。

・・・あるね。







出典:

リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)

http://www.shibuden.biz



寄稿:【アパレルウェブ】

http://blog.apparel-web.com/



2020年8月25日火曜日

生成り・ベージュ【拡大】

 パーソナルオーダーも「アップデート型」商売に属すると思っています。

ある統一された規格商品があって、それを土台にして個人の好みに合わせて更新されてゆくイメージ。更新のタイミングは、個人の体型変化や気持ちの変化によって。


上記に従うと「気持ちの変化≒消費」という公式が現れて来ますよね。重要なのはどのような形で顧客に 刺さる 提案が出来るか?

【必要条件】

・顧客の気持ちの変化を察知する力

・顧客の気持ちに変化(揺らぎ)を起こす力

・気持ちの変化の場に継続的に寄り添う状態を作ること。


再認識するのは、

商品を売る のでは無く 体験をフックにして売り上げに繋げる というアプローチです。

数年前からアウトドアやフィットネス等の分野で話題になっている手法がコロナ禍で大きく加速しました。


思うのですが、体験を売る とは販売手法では無くビジネスモデルそのもので、結構大変!という事です。明日からウチらも体験を売って行こう!というものでは無いですよね。

人の気持ちに変化を起こすには相当なパワーが要るし、その後売り上げに繋げることは容易ではない。。




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生成り・ベージュ【拡大】

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[レディス・メンズ]2020夏 原宿ファッショントレンド

撮影日:2020年08月15日(第33週)

気温:37度 晴れ

母数:100人

標本数(n):14人

出現率:14%





2020春夏は男女ともに生成りのアイテムが新鮮に映りました。


特に「ヘビーウエイトのコットン素材x生成り色」の組合せが新鮮で、来年もこの傾向は継続することでしょう。

来シーズンの打ち出しは、少し色味を足し合わせる「生成り色xパステルカラー」。

もしくは「ブラックコーデx生成り色」にアップデートされた着こなし方も考えられます。


さらさら合繊触感とは反対の、天然繊維ナチュラル触感であります。


大きく伸びる可能性を感じるのは後者で、

手持ちの合繊アイテムとコーディネートできるデザインを開発・提案する力が勝敗を分ける気がします。


具体手段は各社ノウハウがあると思いますのでここでは触れません。






出典:

リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)

http://www.shibuden.biz



寄稿:【アパレルウェブ】

http://blog.apparel-web.com/




2020年8月21日金曜日

スモーキーカラー、グレイッシュカラー【登場】

ここ数年の傾向として
ファッション消費はトレンドを牽引車とした「リミックス型」から1着の服を長く楽しめる「アップデート型」へと益々変わって来ている様に思います。


購買行動はコロナ以降、これからも劇的・継続的に変化すると思っておりまして、

商売も上述のようにアップデート型へと変わらざるを得ないのかもしれません。

今後はトレンド推し最優先で消費を誘導する手法ではなく、

「トレンド3割+α」位のバランスで新しい市場を創造・開拓してゆく必要があると考え行動しています。






[レディス・メンズ]2020夏 原宿ファッショントレンド

撮影日:2020年08月15日(第33週)

気温:37度 晴れ

母数:100人

標本数(n):2人

出現率:2%



生成りやベージュなどナチュラルカラーがトレンドの前線を走っておりますが、

次はスモーキーカラー、グレイッシュカラーに注目します。

とくにベージュと相性の良いカーキが最有力候補。

従来のカーキではなくスモーキーなカーキまたはグレイッシュなカーキです。



同系色でトータルコーディネートする着こなしは継続していますし、

写真のようにベージュシャツにスモーキーカラー、グレイッシュカラーのボトムスを合せただけで

新鮮コーディネートになります。(カラーに限定した話です)


参考として、下段には従来のカーキ(現在のカーキ)画像を掲載しています。

ベージュ系のカーキとグリーン系のカーキ、2タイプがあります。



出典:

リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)

http://www.shibuden.biz



寄稿:【アパレルウェブ】

http://blog.apparel-web.com/


2020年8月18日火曜日

エスニック【拡大】

 [レディス・メンズ]2020夏 原宿ファッショントレンド

撮影日:2020年08月15日(第33週)

気温:37度 晴れ

母数:100人

標本数(n):9人

出現率:9%



今日は盆休み終盤の土曜日。ですが街の人通りは多くない。

東京新聞によると「<新型コロナ>都内への移動 自粛要請 知事「日本全体が第2波」」とあります。


都内に来ないで!と言われているのですから、人通りが少なくて当たり前ですよね。

しかもここ数日間は猛暑が続いていて、今日の気温は37度あるらしい。そしてアスファルトの上はもう少し暑い。


異常事態が続く中、ファッションを身にまとう人達の姿を眺めていると何か救われる気持ちになります。





さて本題に入ります。

現在ファションスタイルのベースは「70年代」への移行が進んでいます。

その中で今春あたりから、「ナチュラル」トレンドが急拡大し、

夏はエスニックファッションが浮上しています。


尚ここで扱う「エスニック」テーマは、以下の範囲を指します。

範囲を広げると、出現率はもう少し上昇すると思います。

・ペーズリープリント

・タイダイ

・バティック染風

・ドローコード付きのプリント・イージーパンツ

・チュニック



70年代、アースカラーとエスニックの掛け合せは相性が良いと思います。

全体感としてはマキシスカートやかぎ針レース素材使いなどボヘミアン要素も感じられました。

秋も継続する要素だと思います。






出典:

リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)

http://www.shibuden.biz



寄稿:【アパレルウェブ】

http://blog.apparel-web.com/


2020年8月4日火曜日

透け素材(シアーアイテム)【拡大】

[レディス]2020夏 原宿ファッショントレンド
撮影日:2020年07月19日(第29週)
気温:30度 晴れ
母数:142人
標本数(n):10人
出現率:7.0%






透け素材は今シーズンのトレンド素材のひとつ。
合繊使いのシフォンやボイルの他に、かぎ針ニット・レースが復活している点に注目します。
これは長期トレンドが「70年代」に移行していることの現れと見ることもできて、
ブーツカットや裾広がりのパンツがデザイナーズコレクション→ヤングブランドに採用されている状況から確認できます。


#透けシャツ 投稿3,363件
#透けトップス 投稿2,021件

#シアーシャツ 投稿4.2万件
#シアートップス 投稿9,990件






【「流行」に関しての見解】
トレンドの分散、弱体化(キラーコンテンツ不在)が叫ばれ数年が経ちます。
今まで大量消費の牽引車となっていたのはトレンド(流行)でした。
コロナ禍によってその構図は大きく転換せざるを得なくなった・・という風潮が増しているようですね。

今後のアパレルビジネスにとって、流行はどういった効能を果たすのか?個人的にもとても興味があります。

ひとつ思うことは、現在様々な情報が混ざりあい混沌としていますが、
源流を抑えることで混乱の中でもそれぞれの立ち位置・関係性が整理できます。

ファッションに限らず自然社会やバイオリズム、商売の中にも「流行」「リズム」は存在していると思っているので、
流行というものに対して「必要・不要」論を語ることにはあまり興味がありません。

ただリーダーとして流行を長期・短期で理解しておくことは、絶対的に必要不可欠な要素の一つだと思っています。


流行は追いかけるものではなく創造するものだ というのが私の立ち位置で、
定点観測は 変化の予兆を早期にキャッチするために行っている ことを再確認しておきます。




出典:
リサーチ&デザイン東京(Research&DesignTOKYO)


寄稿:【アパレルウェブ】