現在の勝ち組と言われるアパレルのシステムは、
現象とシンクロするクロックで回ってきた。
その手段としてのツイッターやフェイスブックがあった。
いっぽうで新聞や雑誌などの活字には、タイムラグがある。
タイムラグがあることは重要だ。
なぜなら、人のマインドセットは時間が経てば変わるから。
そこに、デザイナーがプロとして力を発揮する場があると思います。
タイムラグが生まれ、人のマインドセットが変わったときの”差異”が批評になる。
現象とシンクロした状態で意見を述べるのは、単なるうわ言・戯言でしかない。
このことをアパレルデザイナーは理解しておかなければならないと思う。
自分も同じように現象とシンクロして、右に行ったり左に行ったり、ブレてはならない。
”決して情報に左右されることなかれ”
それは情報を否定してしまう ということでは無く、”情報を使いこなせ”ということと考えます。
アパレルは商売ですから、大衆に支持され購買してもらわねばなりません。
一部のエリートを除いて、情報の速度で顧客をリードすることはどんどん難しくなって来たと思う。
リアルクローズは、リアリティをいかに新鮮な情報として魅せるか?が勝負だとすると、
創造的アパレル(クリエイション志向型)は、”デザイナーの解釈”の入った、もう一段たかい情報として見てあげないといけない。
それにはタイムラグが必要だし、リアルクローズとの差別化にもなる。
これが最近わたくしの思うこと です。
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