2014年8月12日火曜日

メンズ・サスペンダー登場

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メンズ・サスペンダー登場
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[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2014年08月03日(土)
気温:33度 晴れ
対象:アーリーマジョリティ周辺


(・∀・)ノ゛
アパレルビジネスの原流は欧米のロジックツリーにあると考えています。
先進国から貧困国、または有産階級から庶民への落とし込みであり、
欧米のコレクショントレンドが自国のアパレルトレンドとイコールでした。
そして自国のファッション消費体験が積み上がってくると、伝統や規則、
アパレルトレンドに支配されないファッションピープルが出現しはじめました。
それが東京ストリートであります。

さらに情報革命の時代の中に居て、新しいIT技術の導入で私達の生活が一変し、
個人間で情報を交換し、影響を受け・与える場ができました。
KPIを頼りとしたロジックツリーの威力は大きく減退し、
顧客を知るとは、単にマーケティング手法を駆使してニーズを汲み取る事ではなく、
”場”に入りこみ、生活をまるごと5感に受け止め、変化を瞬時にキャッチし、直ぐに商品化できる体制を、システムとして構築することで達成できると考えています。

メンズトレンドにおいて「サスペンダー」というアイテムは、
コレクショントレンドと無関係であると考えます。
むしろ逆流現象であると言えます。
もともとサスペンダーは2013年秋冬レディスのトレンドワードでありました。
サスペンダースカート等、多数のブランドから提案されておりました。
この現象を単に、レディスからメンズへのトレンド移動であると放り出すのはもったいない。
そこにはゼネラルトレンド+コレクショントレンドとストリートトレンドを比較・深堀りして初めて見えてくる景色・関係性があります。

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さて、本題のレポートです。
今回は3点の写真を取り上げます(男2、女1)。
まずはコーディネートシルエット。
1名は適用外ですが、
ビッグ&ルーズ、または腰回りのゆったりとしたシルエットの
スラックスに合わせる”サスペンダー”に注目します。
エレガントな無地ルックを、アイムのシルエット変化とサスペンダーの組み合わせで新しくみせる手法。
レディスの場合は2014秋のトレンドワード”マニッシュ”の表現アイテムとしてサスペンダーを用います。
トップスはシンプルな白シャツ、または白Tシャツ。
ハットやサングラスを合わせて、マニッシュ強化が成されています。

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