2013年7月18日木曜日

ファッション層の考察(上海) 2013/07/16

 
 
 



(・∀・)ノ゛
ころで ”上海のファッション層”とはいったいどの様な人物のことを言っているのか?
目線あわせの意味を含めて、一般的なファッション層の像を提示しておきます。
今回は3枚の写真を抽出し、コメントしてゆきます。
左から順番に、ステータスを表わしますと下記の様になります。
1.「メイントレンド型」
2.「ネクストトレンド型」
3.「マイナー将来期待型」

1.「メイントレンド型」とは、現地の多くのファッションブランドから提示されているルック。
アーリーマジョリティを主対象をしたもので、香港系、欧米系ブランド中心に展開されています。
ところでエンドユーザーへの浸透度という面で、評価のつけ方が少々悩ましい。
上海での分析は、相対で見ることより、絶対数で見ることのほうが大切な気がします。
(日本と違って母数があまりに大きいし、層の構成や中身があまりに異なる)


2.「ネクストトレンド型」とは、上記に加え中国の小規模セレクトショップや海外での購入も含まれます。
特徴は、シルエットは中国トレンドを保持しつつ、新しいルックを構築している点。
現地ではあまり見ない恰好で、かつお洒落に見えるという点に価値を見出します。
継続ウオッチの対象。

3.「マイナー将来期待型」とは、現在のローカルトレンドとは対極に位置するようなもの。
例えはややルーズフィットしたパンツ。スキニー型が主力トレンドとされる中で、このシルエットは斬新。
ファッションとして提示するこはまだちょっと時期早々で難しいかもしれません。
(このシルエットはださ男に良く見られるシルエットで、現地ストアからもまだトレンド提案されていないからです)


 


追伸:
実績の無いデザインには極めて保守的である。
これが現実。
商業施設を視察して歩き店頭にずらりと並ぶ派手なアイテムを見ると、そんなこと知る由もありません。

中国では歴史が経典であるそうです。
”歴史を参照して人民を統治する””歴史を参照して諸侯を説得する”。

歴史とは社会法則のことです。
そして歴史教訓は普遍の原理とされている。(特殊事情)

現在と古では形は違えど、
このような枠組みが政治に存在しているということを知っておいた方が良いですね。

なぜ、このデザイン(商品)が良いのか?
なぜ そのデザイン(商品)がダメなのか?

諸侯を説得する準備を常に整えておくこと。

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