撮影日時:2012年12月01日 11:00~13:00 13度 小雨
目的:上海・リアルファッション調査
対象:20代~30代 女70人
(・∀・)ノ゛
タイプ分類 結果:
47.0%-カジュアル(33人)
26.0%-エレガンス(18人)
5.7%-モード (4人)
5.7%-ボディコン(4人)
7.1%-POP (5人)
8.5%-フェミニン(6人)
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分類が微妙で難しいんです。。。
日本のファッションスタイルを基準に分類してしまうと、矛盾だらけで作業が前に進みません。
よってそこに存在する曖昧さは何か?を事前に開示し、”分析前の前提条件”としておきます。
分類が難しい理由をひと言で言うと、未熟である ということだろうと思います。
日本のようなミックススタイルの果てに分類が難しい、という類のものではなく、
全体として発展途上ですし、人々のファッションに対する意識もまだまだ低いかもしれません。
前回はファッション誌を使ったタイプ分類、合計6つの項目で構成比率を把握しました。
今回も同じフレームを使用します。が、サンプル数が前回の1/6であることを明記しておきます。
(注:前回のレポートは開示できません)
「このひとエレガンスじゃないじゃん?」...「いや、理由あってここに分類したんだ」・・・自分でも突っ込みながら作業は進みます。
参考情報として前回のタイプ分類における結果を記載しておきます。
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”上海のファッションタイプはおおまかに、
「カジュアル」「エレガンス」の2種類で全体の82%を占めていた。
相対として、ヤング層のおしゃれ層はエレガンスタイプに傾倒し、
富裕層向けの商業エリアで見た OLキャリア層のカジュアルファッションタイプは、
ヤング層よりもおしゃれで感度が高かった。”
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●「カジュアル」タイプは、
前回は全体の47%、今回も47%でした。
●「エレガンス」タイプは、
前回は全体の35%、今回は26%でした。
●「モード」タイプは、
前回は全体の8%、今回は5.7%でした。
●「ボディコン」タイプは、
前回は全体の6%、今回は5.7%でした。
★「POP」タイプは、
前回は全体の2%、今回は7.1%でした。
★「フェミニン」タイプは、
前回は全体の2%、今回は8.5%でした。
”分析前の前提条件”
「フェミニン」..
前提としてこのカテゴリーは、日本のフェミカジ(フェミニンカジュアル)とは大きく概念が異なっています。
日本のルックを思い浮かべてしまうと、フェミカジは上海にはほぼ存在しない...となってしまいます。が、調査の目的を
”将来予測”とすると、未来のあるべきフェミカジを予感させるようなルックはすべて適用範囲内となります。
判断基準としては、「フェミカジの要素を持ったルック」、「ガーリーテイストを持ったルック」です。
a,ラッフルのミニスカートを1点取り入れているだけのルック
b.Aラインのポンチョとショートボトムのシルエット
c.襟がファンシーにラウンドしたデザインコート
d.ニュアンスパステルなど柔らかな色味・雰囲気を感じるルック。
「POP」..
こちらも日本のPOP感覚とは異なっています。例えば全体的にシンプルな着こなしが多い中、柄x柄の着こなしは
こちらの環境下では ”POP”に該当すると判断しました。
ポイントはここでも、将来予測 であります。現在のフレームより未来の”ベクトル”を重視します。
またそのこととは別に、情報の少しの乱れがブランド政策に大きく影響しますから、
1人の目でしっかりと調査、分析し、議論することが重要なのだと思います。
ブランド毎に調査員を配置できるのが理想ですね。
”香港のファッションタイプ比率に近づいている”
前回の調査(上海-香港-東京)によると、東京に近い構成比率を持つ都市は香港でした。
「POPタイプ」「フェミニンタイプ」の比率が高いことがポイントで、上海で最初に感じた視覚的変化は、
アイテムの変化によるものだけでなはく、ファッションタイプの構成変化によるものでもあったことが数字で分かりました。
上海ファッションの成長を予測するうえで参考になるのが香港のストリートです。
日本フレンドリーな印象があり、とりわけメンズストリートカジュアルにおいて親和性が高いと感じました。
ちなみに香港では、CDショップ、書店、TV番組、ネットなど日本が現地の生活の中で、どのように浸透しているのか?
その伝達経路をおさえておくことも大切だと思います。
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出典:渋谷電脳リサーチ
http://www.shibuden.meguro.tokyo.jp
小山 隆(Ryu Koyama)
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